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Jawbone、Bluetoothでリアルタイム計測のリストバンド「UP24」

4月上旬発売、アップルストアでは先行販売開始

 ジョウボーン(Jawbone)は、モーションセンサーを内蔵したリストバンド「UP24」(アップ トゥエンティフォー)を日本にて4月上旬に発売する。また、アップルストアで先行販売が開始されている。価格は1万6200円(税抜)。対応アプリは無料で、iOS版、Android版が用意されている。

「UP24」

 「UP24」は、腕に装着するリストバンド型で、睡眠状態や歩数計などの計測したデータをスマートフォンに取り込んで管理ができる「UP」の後継モデル。最大の特徴は、Bluetooth 4.0を採用することで、スマートフォンとのデータの同期を無線でリアルタイムにできるようにした点。省電力な駆動は変わらず、1回の充電で1週間利用できる。従来の3.5mmのミニプラグは廃止され、データはBluetoothのみでやりとりする。なお、充電はUSBで行え、本体の2.5mmのミニプラグにアダプターケーブルを介して行う。

 「UP24」の本体デザインは、表面の模様が「UP」と異なっているが、形や使い勝手は同じで、ディスプレイを搭載しない点などのコンセプトも継承している。日本でのボディカラーのラインナップは、黒系のオニキス、赤系のパーシモンの2色展開。

 対応するスマートフォンは、iPhone 4s〜、iPod touch(第5世代)〜、iPad(第3世代)〜、iPad mini〜。Android端末は、OSがAndroid 4.3〜で、Bluetooth 4.0(Bluetooth Smart)対応のモデル。

「UP24」オニキス
「UP24」パーシモン

 「UP24」がBluetoothに対応したことで、データを管理するスマートフォン向けアプリ「UP by Jawbone」では、リアルタイムに情報を取得できるようになった。これにより、あらかじめ設定した目標に対する進捗や、現在の状況について、プッシュ通知を受け取ることも可能になっている。例えば、朝起きたタイミングで睡眠時間の分析結果が通知されたり、運動を終えた後にその結果が通知されたりする。通知の設定はユーザーが自由に変更できる。

 アプリやログインに使うIDは、既存ユーザーもそのまま継続して利用でき、「UP24」と同期の設定を行うと、「UP24」に最適化された画面や内容に変更される。

 「UP24」本体は、通常モードでは5分おきにデータを更新して同期を行うほか、手動で本体のボタンを操作する睡眠モードでは1分おきに状態を計測する。睡眠モードに移行するボタン操作を忘れても、後からデータを解析して睡眠時間やその内容の判定が行われるが、ボタン操作で睡眠モードに移行したほうが、より正確なデータを得られるとしている。

 アプリでは、データはすべてクラウド上で管理されているのも特徴。「UP」を提供してきた実績から膨大なデータがクラウド上に蓄積されており、こうしたデータの傾向を踏まえて、ユーザー個人に最適な提案を行うのも「UP」の特徴になっている。すでに歩数のデータと睡眠状態のデータに関連があることがJawboneが管理するデータからも明らかになっており、ユーザーに合わせて、就寝時間を早める、歩数を伸ばすといった提案も行われる。

 具体的には、分析エンジンの「UP Insight Engine」により、「今日の行動」という、1日に実現できるシンプルな目標を提案する。これは「睡眠」「運動」「水分摂取」の3つのカテゴリーからなっており、ユーザーの行動履歴にあわせて、実現できそうな目標が提案されるようになっている。

アプリ「UP by Jawbone」

 Jawboneではまた、「UP Coffee」というアプリの提供も開始している。現在はiOSの英語版のみで試験提供という位置づけで、カフェインを含んだ飲み物を摂取した際にデータを入力すると、UPで計測した睡眠データとの関連性が分析され、影響を調べることができるという。

ユーザーに最適化された「小さな目標」を提案

 記者向けに開催された説明会では、Jawbone 国際パートナー・製品開発部門 責任者のヨーゲン・ノルディン氏が解説を行った。ノルディン氏は「UP」で提供してきたサービスを、「単なるハードェアではなく、システムとして考えて情報を管理・提供していかなければならない」と位置づけるほか、実際にユーザーに行動を促すような内容、それでいて達成可能な内容が重要であるとする。

「UP24」を解説するJawbone 国際パートナー・製品開発部門 責任者のヨーゲン・ノルディン氏

 すでに6000億歩、6000万泊のデータが蓄積されているとのことで、ハードウェアとしては一定の成功をおさめており、今後はこうした膨大なデータを分析してユーザーに最適な提案を行っていくシステムの開発に注力していく方針が示された。こうしたデータ分析の成果のひとつとして、睡眠と歩数の関係を分析し提案する機能が提供されている。

 同氏からは国別のデータも一部が紹介され、「日本は就寝時間が最も遅いが、歩数は検討しており、中国、アメリカ、ドイツよりも多い。フランスは就寝は遅いが、睡眠時間も長く朝8時ごろに起きている」と、同社ならではのデータの一端も披露された。

 同氏はまた、さまざまな提案を行う機能が「楽しいものでないとだめ」とし、「一日の行動」では、目標にチャレンジする様子が友人と共有できる様子も紹介。「大きな目標ではなく、今日実現できるものを提案する。これは、小さなステップが、大きな変化につながると考えているから」とも語り、日々の小さな目標と達成という考えが、サービスの根底にあるとしている。

(太田 亮三)