「LINE電話」の不正利用対策が発表、その内容は

　LINEは、スマートフォンアプリ「LINE」において、有料通話サービス「LINE電話」の不正利用などを防ぐための対策の第1弾を発表した。4月中に新バージョンが提供され、端末・電話番号の確認プロセスが強化される。

　導入される対策は「端末のSIM情報の確認」「ネットワーク接続状況の確認」「不正使用検知アルゴリズムによる確認」の3つ。このうち、いずれか、あるいは複数が確認できなければ、電話番号を使う認証を再び行う。もし認証が完了しなければ、そのアカウントからのLINE電話での発信は、全て電話番号が非通知になる。

　次期バージョン公開以降、アップデートせず現行バージョンを使う場合、「LINE電話」で発信しても相手には電話番号が非通知となる。

　今回の施策は、「LINEを使っていないユーザーの電話番号を、本人に気付かれないようSMSを使ってLINEアカウントを作成、認証する場合」や、「LINEのアカウントを作ってから回線を解約し、その後も解約回線の電話番号で作成されたLINEアカウントでLINE電話を使い続けられる」といったケースを防止する狙いがある。