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ドコモが新料金プラン、通話定額やデータシェアをラインナップ

 NTTドコモは10日、新たな料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」を発表した。6月1日より提供が開始される。iPhone、Androidで利用でき、新規・既存どちらでも契約できる。音声通話定額と、複数回線でのデータ通信量のシェアなど、コンセプトが大幅に刷新されている。なお、本稿の価格表記は全て税別となる。

 10日午後に開催された記者会見では、NTTドコモ 代表取締役社長の加藤薫氏が登壇。同氏は、新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」は、「ライフステージにあわせて長くおトクにお使いいただける料金」がコンセプトとする。また長期契約者向けの割引「ずっとドコモ割」と、25歳以下のユーザーを対象にした「U25応援割」も用意された。この4つの組み合わせがポイントで、家族向け、あるいは1人で2回線まで利用できる形態を訴求する。

加藤氏
「成長にあわせて、フィーチャーフォンからスマートフォンへ変更する。結婚して家族を持ってから、家族分の端末が増えるなど、人生にあわせたプランになるように工夫した。長く使うことで、もっとおトクになる料金を目指した」。

新料金プランの概要
「カケホーダイ&パケあえる」料金イメージ
新料金プランのコンセプト
ドコモが目指す方向性
NTTドコモ 代表取締役社長の加藤薫氏

 加藤氏から語られた新プランの狙い、考えなどは別記事をご覧いただきたい。本稿では新プランを解説する。

音声通話定額、データ通信量の共有の2本柱

 新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」では、具体的には音声通話やデータ通信プランの「基本プラン」基本使用料と、月間で利用できるデータ通信量を決める「パケットパック定額料」の2つで構成されている。契約は2年契約が基本になっている。

 新料金プランでは、音声通話を利用できる基本プランが「カケホーダイ」となり、スマートフォンでは月額2700円、フィーチャーフォンでは月額2200円になっている。国内の通話料が基本使用料に含まれているのがこれまでと大きく異なる。発表では、国内の通話について「通話時間や回数によることなく定額で利用できる」と説明されている。

 音声通話を利用しない、「データプラン」(スマートフォンでは月額1700円、税抜)なども用意されている。

「カケホーダイ&パケあえる」【基本プラン(月額)】
区分 プラン名(端末種類) 料金(2年契約の場合) 通話料
カケホーダイプラン
(音声有り)
カケホーダイプラン(スマホ/タブ) 2700円 国内通話カケホーダイ
カケホーダイプラン(ドコモ ケータイ) 2200円 国内通話カケホーダイ
データプラン
(音声無し)
データプラン(スマホ/タブ) 1700円 設定なし
データプラン(ルーター) 1200円 設定なし
デバイスプラス
(M2M専用)
デバイスプラス500 500円 設定なし
デバイスプラス300 300円
(2年契約なし)
設定なし

 デバイスプラスは、ウェアラブル端末、ヘルスケア端末など通信モジュール搭載機器向けのプラン。ドコモブランドの製品は500円、メーカーブランドは300円になるとのことで、たとえばデジタルフォトフレームのフォトパネルは500円になる。一方、現状では300円のプランに適合する商品は、まだないとのこと。これからの夏モデルなどにあわせて発表される可能性がある。

複数端末でデータ通信をシェア

 パケット定額制サービスとなる「パケットパック定額料」は、月額3500円で月間2GBの「データSパック」、月額5000円で月間5GBの「データMパック」をラインナップ。これらは、条件を満たして月額500円の「2台目プラス」を契約すれば、2台目の回線でデータ通信量を分けあって利用できるなど、複数の端末での利用も想定されている。

 さらに、家族の10回線までを対象にしたパケット定額・シェアサービス「シェアパック」も用意される。家族でデータ通信量を分け合えるというもので、月額9500円で月間10GBの「シェアパック 10」から、月額2万2500円で月間30GBの「シェアパック 30」まで4種類を用意している。

「カケホーダイ&パケあえる」【パケットパック定額料(月額、1グループ毎)】
プラン名 利用可能データ量 シェア 料金
一人向け データSパック 2GB 1人でシェア可 3500円
一人向け データMパック 5GB 1人でシェア可 5000円
家族向け シェアパック10 10GB 家族で10回線まで可 9500円
家族向け シェアパック15 15GB 家族で10回線まで可 12500円
家族向け シェアパック20 20GB 家族で10回線まで可 16000円
家族向け シェアパック30 30GB 家族で10回線まで可 22500円
らくらくスマートフォン向け らくらくパック 200MB 不可 2000円

利用可能なデータ通信量を超えると通信速度は128kbpsに

 「カケホーダイ&パケあえる」では、通常適用される「リミットモード」として、ユーザーが契約・設定したデータ通信量を超えると、通信速度が128kbpsに制限される。128kbpsでの利用に追加の費用はかからない。1GBあたり1000円を払うことで、通常の速度で利用できるデータ通信量を追加できる。

 通常適用される「リミットモード」とは別に、「スピードモード」も用意する。こちらは予め決められたデータ通信量を超えても通信速度は制限されず、1GBにつき1000円が課金されていくとうもの。この自動的に追加されるデータ通信量は、予め最大1GBや最大10GB、無制限などに設定が可能。予め決めた“追加のデータ通信量”を超えると128kbpsに制限されるが、この場合も1GBにつき1000円で通信速度制限を解除できる。

長期契約割引は家族向けプランを中心に割引

 新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」では、長期利用者向けの割引サービスも刷新される。ドコモ回線の利用期間に応じて「ずっとドコモ割」が自動的に適用され、例えば月額9500円の「シェアパック 10」は、ドコモの利用が6〜8年目の場合、毎月300円引きになり、16年以上では毎月1000円引きになる。

 新料金プランではまた、25歳以下のユーザーについて、26歳の誕生日を迎えるまで毎月500円が割り引かれる「U25応援割」も用意される。「U25応援割」では、「ボーナスパケット量」として毎月1GB分がパケットパックに追加されるのも特徴になっている。

ずっとドコモ割とU25応援割
ずっとドコモ割は料金プランと契約年数によって割引額が異なる

8月末でXiの既存プランは新規受付終了

 新プランの導入に伴い、Xiの既存プランおよびそれに付随する割引サービスの新規受付が、8月末で終了する。終了する割引は「Xiカケホーダイ」など。

  • Xiカケホーダイ
  • iPhone Xiカケホーダイ半額キャンペーン
  • プラスiPhone割
  • プラスXi割
  • Xiデータプランライト割
  • mopera Uスタートキャンペーン

法人向けプランも

 法人向けにも同等のプランが用意される。最大1000回線で1000GBのプランなど、大規模な企業もサポートできるようになっている。

料金のイメージ

(関口 聖/太田 亮三)