「MCPC award 2014」決定、商用車向けクラウドサービスがグランプリ

　モバイルコンピューティング推進コンソーシアム（MCPC）は、業務の効率化などに貢献したモバイルシステムの事例を表彰する「MCPC award 2014」を開催し、グランプリと各賞を発表した。

　第12回となる「MCPC award 2014」は、モバイルの活用で業務の効率化や業績向上、社会貢献の推進といった成果を上げた事例を表彰するもの。最終審査には4事例が審査され、グランプリおよびモバイルテクノロジー賞、総務大臣賞には矢崎エナジーシステムの「商用車クラウドサービス ESTRA-Web」が選ばれた。

　このほか、モバイルビジネス賞には資生堂の「ビューティ・タブレット Beauty Tablet」、モバイル中小企業賞には東京都飲食業生活衛生同業組合の「iPadによる鮮魚仕入システム」、モバイルパブリック賞には芽室町農業協同組合（JAめむろ）の「Good Timing【農産物収穫適期支援システム】」がそれぞれ受賞した。

　また、特別賞として5事例、奨励賞として8事例が受賞している。

　このほか、プロバイダー部門としてグランプリ・最優秀プロダクト賞には東芝の「TransferJet対応USBアダプタ」が選ばれた。

　優秀プロダクト賞として選ばれた13のプロダクトの中には、NTTドコモとNECが開発した「ペットフィット」、KDDIと両備グループの「地域活性化のためのリアルタイム情報配信プラットフォーム」、富士通の「ARROWS Tab Q704/H」なども含まれている。