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着席時間が分かる「スマート座布団」

「スマート座布団」

 キーバリューは、椅子に座った時間を管理できる、座布団型のスマホ連動デバイス「スマート座布団」を開発したと発表した。価格は未定だが、1枚1200~2000円を想定している。

 「スマート座布団」は、数十メートル先までの近距離にあるiOSデバイスにデータを配信できる無線技術「iBeacon」と、感圧センサーを内蔵した座布団。スマートフォンに専用のアプリをインストールして利用する。

 オフィスや自宅の椅子などにそれぞれ設置しておけば、仕事中の着席時間や勉強時間、どの椅子に座っていたかなどを管理することができる。アプリ内にはタイムカードのように記録され、それぞれの座布団に座った時間を自動的に集計する。ライフログとしての利用を目的とし、生活サイクルの把握や生活習慣改善を支援するという。

 また、飲食店での利用も想定している。店内の各座席に「スマート座布団」を設置することで、どの座席にどれくらい人が着席しているかを把握し、空席状況をスマートフォンやタブレットで可視化させる。このほか、曜日や時間ごとの来客頻度や、平均滞在時間、回転率を分析するといった使い方も可能となる。

 通常の座布団と見分けがつくように青いランプが点灯しており、体重がかかるとセンサーが作動する。現在の開発版はiOS 7以降に対応しており、今後はAndroidへの対応も検討するとしている。

西村 夢音