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振って操作、HD4倍の大画面「isai FL LGL24」

 「isai FL LGL24」は、LGとKDDIが共同開発したAndroidスマートフォン。約5.5インチ、ワイドQuad HDディスプレイを備え、振って操作する「isaiモーション」という新機能を採用する。発売は7月下旬を予定し、価格は現在未定。

HDの4倍

 ワイドQuad HD(WQHD)は、2560×1440ドットで、HD(1280×720)の4倍という解像度のディスプレイ。その精細さは538dpiで、一般的なフルHDスマートフォンの1.8倍という画素数を誇る。新聞紙風のコンテンツ、パソコン向けサイトを閲覧する場合も、1文字1文字がくっきりと見やすいという。ディスプレイ自体は、色再現性や輝度を高めて広い視野角のAH-IPS液晶となる。大画面を活かした機能として、2つのアプリを同時に操作できる「デュアルウィンドウ」、子画面を表示してアプリを操作する「Qスライド」をサポートする。

 外観デザインでは、左側面に搭載されていたボリュームキーが、背面のカメラレンズの下に移動している。また、イヤホンジャックの場所も下部から上部に変更されている。背面カバーは前モデル同様に外せるようになっており、SIMカードは背面カバーを開けて交換する。バッテリーの取り外しはできない。

4K動画を撮影

 約1320万画素のCMOSカメラでは、4Kサイズの動画を撮影できる。ただし、isai FLのディスプレイは4Kではないため、そのクオリティで再生することはできないが、ピンチアウトして一部分を拡大して再生できるほか、4K対応モニターやテレビに出力して楽しめる。

振って操作「isaiモーション」

 初代の「isai」ではオリジナルのホームアプリが採用されたが、今回の「isai FL」でも同じコンセプトのホームアプリが踏襲されている。LG独自のホーム画面も用意されるが、これはisai独自の「ホーム」において、テーマを変更するという扱いに変わっている。「ホーム選択」画面では、isai独自の「ホーム」、フィーチャーフォンをイメージし、文字も大きく表示されるLG独自の「easyホーム」、今夏よりau共通で搭載される「auベーシックホーム」の3種類がプリインストールされている。

 さらに、新たな操作方法として、「isaiモーション」が利用できるようになる。これは、「isai FL」を振ると情報を得られたりアプリのアクションを行えるというもの。機能は「おでかけ」「アレンジ」「アルバム」の3つが用意されている。

 「おでかけ」は、ユーザーの現在地にあわせた情報が得られるというもので、ホーム画面の状態で振ると利用できる。グルメ、ショップ、イベント/スポットなどの情報が、現在地に合わせてリストアップされて表示される。ショップ情報にはクーポンなども含まれる。検索対象になる範囲は、店舗数などにより異なり、例えば対象となるような店舗数が少ない地域では、より広範囲を対象にリストアップされる。レストランやショップのジャンルを指定するなどユーザーの好みで絞り込むことはできず、振るだけで周辺の店舗の状況が分かるというシンプルな作りになっている。

 「アレンジ」は、ホーム画面でアイコンの配置などをカスタマイズするモードで振ると、着せ替えアプリ「CocoPpa」が起動し、壁紙やアイコンのデザインをまとめて簡単に切り替えられるというもの。振って「CocoPpa」を起動するたびに、ランダムにデザインが選ばれるようになっており、さまざまな種類のデザインが配信される予定。

 「アルバム」は、撮影した写真などを表示するギャラリーアプリを利用中に本体を振ると、複数の写真を並べて1枚の写真にするコラージュ編集ができるというもの。コラージュの組み合わせはランダムで決まり、振るたびに組み合わせを変更できる。

 ホーム画面表示中ではこのほか、特定のアプリを起動するといった設定もできる。

トントントンと叩いてロック解除

 新たな操作として、isaiモーションとともに採り入れられる機能が「ノックコード」。端末をタップする場所と順番、回数を独自に設定することで、ロック画面を解除できる。特定の順番で指をスワイプさせる「パターンロック」などと同様の、ロック画面を解除する際に使うセキュリティ機能のひとつとなる。失敗した場合は、暗証番号(PIN)で解除することもできる。

 具体的には、タップする回数は、3〜8回の範囲から選択できる。4つに分けたエリアを好みの順番で、予め決めていた回数でタップすることで、ノックコードとして認識される。

 例えば4回のタップで、右上、右下、左下、左上と四角形の4点を順番にタップするようなノックコードが設定可能。タップの順番と位置関係で判定するため、タップに使用するエリアの大きさは関係がないようになっている。前述の4点のタップの場合であれば、画面全体を使って4点をタップしても認識し、10円玉程度の小さな範囲で4点をタップしても、順番や各点の位置関係が正しければ、認識される。

 パターンロックのように画面の表示に従って指をスワイプする必要がないため、画面に残った指紋の跡でパターンを見破られる心配がないという。また、「ノックコード」は最大8回のタップを1つのノックコードとして登録でき、約8万通りの組み合わせが可能になっている。

キャリアアグリゲーション、WiMAX 2+に対応

 OSはAndroid 4.4を搭載。チップセットはMSM8974AC(クアッドコア/2.5GHz駆動)、メモリ(RAM)が2GB、ストレージ(ROM)が32GBとなる。防水やフルセグ(地上デジタル放送)、Bluetooth 4.0、赤外線通信、おサイフケータイ(NFC対応)などをサポートする。ハイレゾ音源再生機能や、クラウドストレージサービスの連携機能に引き続き対応する。

 フルセグの録画は内蔵のストレージのみで、外部メモリには録画できない。アンテナはイヤホンジャック端子にアダプターを装着するタイプで、本体のみでは受信できない。

 通信方式として、LTEのキャリアアグリゲーション(CA)をサポートし、下り最大150Mbpsで通信できる。将来的な導入が見込まれる、LTE上での音声通話「VoLTE」には非対応。また、WiMAX 2+も対応するが、WiMAXは非対応になる。

主な仕様
項目 内容
大きさ、重さ 約145×76×10.5mm、約160g(暫定値)
OS Android 4.4
ディスプレイ 5.5インチ/AH-IPS/2560×1440
CPU MSM8974AC/クアッドコア/2.5GHz
メモリ(RAM/ストレージ) 2GB/32GB
カメラ 1320万画素 CMOS
インカメラ 130万画素 CMOS
microSDHC/SDXC ○/○(最大128GB)
Wi-Fi(無線LAN) IEEE 802.11a/b/g/n/ac
通信方式 LTE(CA対応)/WiMAX 2+/3G/GSM
通信速度(下り最大/上り最大) LTE(150Mbps/確認中)/WiMAX 2+(確認中/確認中)
ワンセグ/フルセグ/モバキャス ○/○/×
おサイフケータイ
NFC
防水
DLNA/DCTP-IP 確認中
テザリング
Bluetooth V4.0
赤外線通信
待受時間(3G/CDMA) 確認中
待受時間(4G) 確認中
通話時間(3G/CDMA) 確認中
バッテリー容量 3000mAh

発表会での展示

(関口 聖/太田 亮三)