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三辺狭額縁で5.2型IGZO、スタミナも強化の「AQUOS SERIE SHL25」

 「AQUOS SERIE SHL25」は、シャープ製のAndroid 4.4搭載スマートフォン。シャープの最新モデルとして5.2インチのIGZO液晶ディスプレイに三辺狭額縁のデザインを組み合わせたハイエンドクラスのモデルになっている。6月下旬に発売される予定。

 「AQUOS SERIE SHL25」の特徴は、フレームを切り詰めた三辺狭額縁の「EDGEST」(エッジスト)デザインを採用し、5.2インチ、1920×1080ドットのIGZO液晶を搭載したところ。前モデルにあたる「AQUOS PHONE SERIE SHL23」と比較して、ディスプレイは4.8インチから5.2インチに拡大、幅は約70mmから約71mmと1mmの増加にとどめ、逆に高さは約140mmから約134mmと小さくなっている。画面占有率は68%から80%と大幅に拡大している。

 ディスプレイのLEDバックライトは新開発のPureLEDで、特に赤の発色や再現性が向上している。バッテリーは「SHL23」の3000mAhから3150mAhに拡大し、省電力機能などを合わせてさらに長時間駆動が可能になった。auでは実際の利用において、3日間動作するとしている。

 外観デザインでは、タッチ式のボリュームキーが下部の左側から右側に移動。インカメラは表側の上部から下部に移動している。インカメラで「自撮り」などを行う際は、顔を下から見上げるようなアングルにならないように、端末を上下に反転させて撮影できる旨がポップアップで表示される。

リアルタイムHDRや全天球撮影機能

 カメラの画素数は「SHL23」から後退し1310万画素だが、逆光などでも失敗しにくいHDR撮影機能は「リアルタイムHDR」として機能を向上。リアルタイムHDRは1枚の撮影で済むため、動く被写体にも対応しやすくなったほか、動画の撮影にも対応している。リアルタイムHDRは、主に逆光でも良好な露出が得られる機能として用意されている。なお、このリアルタイムHDR機能は、CMOSセンサー自体が対応したハードウェア処理としている。

 夜景と人物を合わせて撮影できる機能も、長秒露光の夜景とフラッシュ撮影による人物を合成する「NightCatch II」として進化。こちらはHDR機能とは同時に利用できないが、シャッターを切る操作は1回で済むようになっている。

 新たに搭載される全天球撮影機能「Photo Sphere」は、上下と左右それぞれを360度撮影する撮影機能。Gmailや「Google+」で公開・共有が可能で、GoogleがすでにNexusシリーズなどで提供している撮影機能と同様のものになる。

 撮影された画像自体はJPEG形式。画像サイズ(1枚あたりの解像度)は3種類から選択できる。1回の全天球撮影で15枚程度を撮影するため、画像ファイルは標準サイズの解像度で4MB前後になる。

 全天球撮影の写真を端末で表示する際は、端末の画像ビューアーで閲覧でき、9軸センサーにより写真と画面の向きが連動する。ほかの人の撮影画像を「SHL25」に読み込んで向きを変えれば、別の場所が自分の周囲に広がるような表示が楽しめる。

 なお、「SHL25」以外の端末でも、全天球撮影の画像に対応したビューワーアプリで画像を閲覧できるほか、センサーが無い場合でもスワイプ操作で画像を移動させて閲覧できる。

 このほかにも、構図をアドバイスしてくれるフレーミングアドバイザーや、押しっぱなし連写、カメラのファインダーに映っている言葉をなぞるとキーワードを検索できる検索ファインダー、ファインダー上で文章ごと翻訳できる翻訳ファインダー、4K2K(3840×2160ドット)の動画撮影機能などを搭載。カメラ活用アプリを簡単に追加できるインターフェイスも用意されている。

 これらのカメラ機能はすべて、標準搭載のカメラアプリ「SHカメラ」の内部から起動できる。

グリップマジックが進化、ワンハンドアシストも

 端末下部を手で握るとセンサーが検知し、さまざまな機能と連携する「グリップマジック」は、機能を強化がされた。新たに、本体を握るまでは着信時の名前や写真を表示しない「着信時簡易シークレット」機能が搭載されるほか、ポケットや鞄の中で端末を握るだけで不在着信などの有無をバイブで知らせる「バイブでお知らせ」機能、テレビや動画を再生中に端末から手を離して机などに置くと、自動的に音量がアップする「メディア視聴中音量アップ」機能が用意されている。

 前モデルから引き続き、手に持っている間は画面を消灯しない機能や、寝転んでも画面が回転しない機能、着信時に持つだけで音量がダウンする機能、持つだけで時計を表示する機能などが用意されている。

 大画面化にともない、片手での操作を考慮した機能「ワンハンドアシスト」も用意されている。画面下端から上方にスワイプすると表示されるメニューですぐにアクセスでき、画面全体が右下、あるいは左下に縮小表示される。ワンハンドアシストを解除する場合は、開始時と同様に画面下部からのスワイプ操作で行う。

au独自の「Passtock」は機能を拡充

 2台目として持つタブレットなどと手軽にデータの連携ができる「Passtock」(パストック)に対応。新たに、スマートフォンで撮影した写真が自動的に連携先のタブレットなどにも保存される機能や、閲覧している写真をすぐにタブレットに表示する機能、スマートフォンへの着信がタブレットにも通知エリアで通知される機能などが用意される。連携先の端末は、タブレット以外に、auの「Passtock」対応スマートフォンでも可能になった。

新ホーム画面、キャップレス防水、「ANT+」

 シャープ独自のホーム画面UIは「3ラインホーム」から変更され、「Feel UXホーム」になった。「Feel UXホーム」は左右に配置された「デスクトップ」「アプリ」の2画面を基本に構成される。「デスクトップ」側画面は、ウィジェットやショートカットを配置でき、「アプリ」側画面は、インストールしたアプリがすべて表示される。

 どちらも、画面は上下のスクロールが基本で、スクロールは1ページ単位になっている。それぞれ画面の右側にはどれぐらいのページがあるか、インジケータが表示され、インジケータをタップして飛ぶことが可能。軽くスワイプすると1ページごとにスクロールするが、勢い良くスワイプすれば一気にスクロールすることもできる。

 SIMカードはnanoSIMカードサイズの「au Nano IC Card」に変更されている。microUSB端子はキャップレス防水で本体はIPX5/7の防水。SHL23で対応していたIP5Xの防塵機能は非対応になった。

 テレビは伸縮式の内蔵アンテナで、フルセグの視聴・録画が可能。新たにデータ放送の閲覧と操作が可能になった。動画再生時にはピンチイン・ピンチアウトでズーム操作ができる。

 このほか、Bluetoothテザリングに新たに対応。フィットネス機器などに採用されている規格「ANT+」も新たにサポートされている。

主な仕様

 通信方式は下り最大150Mbpsの4G LTEに対応。キャリアアグリゲーション、およびWiMAX2+に対応している。国際ローミングのグローバルパスポートはLTE、GSM、GPRS、UMTSを利用できる。

 OSはAndroid 4.4。チップセットはクアルコム製「MSM8974AB」で、2.3GHzのクアッドコア。メモリは約2GBで、ストレージは約32GB。メインカメラは1310万画素の裏面照射型CMOSセンサー。レンズのF値はf1.9。インカメラは約210万画素の裏面照射型CMOSセンサー。外部メモリとして最大64GBまでのmicroSDXCカードを利用できる。

 おサイフケータイはNFCとFeliCaに対応。Bluetooth 4.0、赤外線通信を利用できる。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/acで、2.4GHz帯と5GHz帯を利用可能。

 大きさは約71×134×9.9mmで、重さは約141g。急速充電機能「QuickCharge 2.0」を利用可能。ボディカラーはホワイト、ピンク、ネイビーの3色をラインナップする。

主な仕様
項目 内容
大きさ、重さ 約134×71×9.9(最厚部10.2)mm、約141g
カラー ピンク、ホワイト、ネイビー
発売時期 2014年6月下旬
OS Android 4.4
ディスプレイ 5.2インチ/Full HD IGZO/1920×1080
CPU クアルコム MSM8974AB/クアッドコア/2.3GHz
メモリ(RAM/ストレージ) 2GB/32GB
カメラ 約1310万画素 CMOS
インカメラ 約210万画素
microSDXC ○(最大128GB)
Wi-Fi(無線LAN) IEEE 802.11a/b/g/n/ac
通信方式 LTE(CA対応)/WiMAX 2+/3G/GSM
通信速度(下り最大/上り最大) LTE(150Mbps/確認中)/WiMAX 2+(確認中/確認中)
ワンセグ/フルセグ ○/○
おサイフケータイ
NFC
防水/防塵 ○/×
DLNA/DTCP-IP 確認中
テザリング ○(最大10台)
Bluetooth V4.0
赤外線通信
待受時間(3G/CDMA) 約980時間
待受時間(4G) 約830時間
通話時間(3G/CDMA) 約1390分
バッテリー容量 3150mAh

発表会での展示

(太田 亮三)