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KDDIの基地局エントランス回線向けデータ圧縮方式、欧州ETSIが標準規格に採用

 KDDI研究所は、基地局向けエントランス回線のデータ圧縮方式を開発し、欧州電気通信標準化機構(ETSI)の国際標準規格に採用されることが決定したと発表した。

 今回開発された基地局向けエントランス回線のデータ圧縮方式では、LTE-Advancedの信号波形の特徴をうまく利用して、通信品質を維持しながら、トラフィック量を50%削減できるという。これにより、エントランス回線のトラフィックを大幅に増やすことなく、基地局間の高度な協調動作が可能になるとしている。

 KDDI研究所では、基地局の制御部を1カ所に集約して多数の基地局を集中制御するC-RAN(Centralized Radio Access Network)構成が、LTE-Advancedなどに有効とする一方、C-RAN構成では基地局と収容局を結ぶ回線のトラフィックが従来の16倍にもなるとし、大幅な削減が課題であったとする。

 なお、この圧縮方式はLTE-Advancedに加えて、LTEにも適用できるとしている。

 5月28日から開催される「ワイヤレス・テクノロジー・パーク 2014」では、この方式を採用したデータ圧縮装置が展示され、デモが行われる予定。

(太田 亮三)