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タブレットの国内出荷台数は713万台、iOSとAndroidのシェアは1%の僅差

 ICT総研は28日、タブレット端末市場に関する調査結果を発表した。調査結果によると、日本のタブレット市場は2013年度に713万台の出荷を記録。2011年度は276万台、2012年度には489万台へと拡大し、成長を続けている。タブレット端末のラインナップも年々充実しており、2013年度には200機種を超えるタブレット端末が販売されているという。ICT総研では、タブレット市場拡大の勢いは当面続くと予測している。

タブレット端末の国内出荷台数推移(ICT総研調査)

 なお、出荷台数の結果にあるタブレットは、タッチスクリーン入力可能な6〜11インチのディスプレイを備えたストレート型情報通信端末を定義している。電子書籍端末は含まない。

iPadのシェアに迫るAndroidタブレット

 タブレット端末の市場拡大を牽引してきたアップルのiPadは、2012年度に260万台、2013年度に320万台、出荷台数のシェアは45%にとどまったが、Androidタブレットのシェアを僅差で上回りOS別のシェアで1位を維持した。Androidタブレットは2013年度に316万台(シェア44%)へと大きく出荷台数を伸ばし、iPad(iOS)のシェアに迫っている。また、Windowsタブレットを含むその他のタブレットは2013年度に77万台が出荷され、シェアは11%に増加した。

2014年度の国内需要は890万台と予測

 2013年度の国内出荷台数は前年度比46%増の713万台となり、3年度連続で過去最高を記録していることから、ITC総研は今後も国内タブレット端末市場は成長が続く見通しを示している。2014年度は890万台、2015年度に1041万台、2016年度には1170万台に達するとしている。ノートパソコンの代替や、教育用タブレット、シニアユーザーからのニーズなどを、需要増加の理由として挙げている。

タブレット端末の国内出荷台数予測(ICT総研調査)

グローバルでの現状と今後の予測

 世界のタブレット端末市場は、2012年(2012年1月〜12月)に1億2487万台だったが、2013年は約1.6倍の2億75万台規模に成長を遂げた。2011年と比較すると3倍以上の成長となる。ICT総研では、先進国だけでなく新興国においても普及が進んでいることが要因とみており、2014年には2億3970万台、2015年に2億8710万台へと成長し、2016年には3億台を突破、今後も成長が続くとの予測を示している。

 2013年に出荷された2億75万台のうち、iPadは7430万台でシェア37%を占めた。2012年に53%あったシェアは、iOS以外のタブレットが伸びたために減少している。世界でみるとAndroidタブレットがiPadの伸び率を上回る勢いで出荷台数を伸ばし、2013年は1億2031万台、OS別出荷台数シェアは60%へと急伸した。Androidタブレットの中には、低価格の製品も多くラインナップされており、今後も出荷台数の伸びが予想される。

 一方、Windowsタブレットを含むその他のタブレットは、2013年は614万台、シェアは3%台へと増加したものの、日本国内でのシェア(11%)と比較すると、世界的に見ればWindowsタブレットの普及が進んでいない状況だという。

タブレット端末の世界出荷台数予測(ICT総研調査)

満足度No.1は「iPad mini」

 ICT総研が2014年5月に実施したアンケート調査によると、4158人中1520人がタブレット端末または電子書籍端末を所有していると回答。回答者の3名に1名が所有していることがわかった。所有者に各端末の機能・性能・デザインなどの満足度を調査したところ、「iPad mini」が最も満足度の高い83.3ポイントを獲得した。続いて2位は9.7インチタイプの「iPad」で79.4ポイント、3位はマイクロソフトのSurfaceで78.5ポイントという結果になった。

 コストパフォーマンスの高さでシェアを伸ばしているAndroidタブレットは、性能やデザインにおける満足度はiPadやSurfaceよりも低い結果になっている。Androidタブレットの中では、8.5インチを超える大型のものよりも、6.5〜8.4インチの小型のもののほうが比較的満足度は高い結果となった。

タブレット端末所有者の満足度(ICT総研調査)

(川崎 絵美)