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子供とスマホ、親が感じるメリットや心配ごとは? オプト調査

 高校生は9割、中学生は半数弱が保有し、家族のものを使っている小学生は40%――子供とスマートフォンの関わりはどうなっているのか、ネット広告代理業などを営むオプトが5日、スマートフォンと親子の事情を調査したレポートを発表した。所有率のほか、親の考え方や子供が使うことによるメリット・デメリットなどが示されている。

 調査期間は5月21日〜22日で、インターネットを通じて、18歳未満の子供を抱える全国の親800人(男性・女性は均等)を対象に実施された。

タブレットがあれば、多くの子供が使う

 18歳未満の子供で、その子専用の携帯電話やスマートフォンを持っている割合は、高校生で93.3%、中学生で45.3%、小学4年生〜6年生で22.7%、小学1年生〜3年生で17.3%となり、それ以下はほとんど保有していない。ただし、家族の端末を使う「使用率」を加えると、小学生は4割程度が「持っている・使っている」という状況。幼児でも2割が携帯電話・スマートフォンに触れている。

 さらに、家庭内でタブレットが利用されている場合は、そうした割合がさらに上がる。使用率だけでも乳児(2歳以下)で17.2%、幼児で52.8%、小学生で68%、中学生で85.4%となった。

乳幼児はアプリ・動画、学校生活に入ると通話がトップ

 よく利用するアプリ上位5機能を年齢層ごとに見ると、乳幼児の間はYouTubeなどの動画、知育アプリ、ゲームアプリなどが上位に並ぶ。ところが小学生になるとトップは通話。中学生では通話に次いでメール、カメラ、LINEとコミュニケーションツールとしての活用が目立つ。そして高校生ではトップがメールとなり、次いで通話、LINE、カメラ、ゲームとなった。

親の考えは?

 子供が携帯電話やスマートフォンを使うことについて、親の立場ではどういった考えを持っているのか、調査で尋ねられると「とても気にしている」が24.5%、「やや気にしている」が47.1%、計71.6%が何らかの懸念を抱いている。

 家庭でどう教育すればいいか、「明確な考えがある」という回答は12.4%、「ある程度わかっている」という回答は52.5%と、しつけなどの方針が定まっている回答が6割を超えるものの、「子供のスマートフォンなどの使い方で悩み・困っていることがある」という回答は35.6%にのぼる。学校などでの対応を求める声は「学校や教育機関が中心となるべき」という声は8.9%とあまり多くないが、「ある程度は学校などで教育すべき」とする回答は51.6%で、家庭で教えつつ学校・教育機関の力も必要と考える親が多いようだ。

メリット・デメリットは?

 子供のスマートフォンの利用については、どのようなメリット・デメリットを感じているのか。

 メリットの面で最も多いのが「連絡手段」(43.7%)で、次いで、学習への利用(24.1%)、ITリテラシーの育成(23.8%)、子供のコミュニケーションツール(22.7%)などとなる。

 一方で、デメリットとしては、使いすぎや使用時間の長時間化(40.0%)がトップで、他の項目よりも10ポイント以上多い。トラブルや犯罪に巻き込まれることへの心配(27.2%)、よくない友人・大人と知り合う心配(20.8%)、アダルト系や出会い系など有害サイトへアクセスする心配(20.1%)といった声もある。

(関口 聖)