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iPhoneに手をかざしてグルーブ生成やエフェクト操作「iRing」

 フォーカルポイントは、IK Multimedia Productionの製品「iRing」の販売を開始した。価格はオープン価格で、販売予想価格は3500円(税抜)。

「iRing」

 今回発売された「iRing」は、iOS端末のインカメラを利用し、専用のリングを手に装着してカメラの前にかざすことで、音楽作成アプリのグルーブ生成やエフェクトを操作できるというもの。「iRing」は2個で1セットになっている。装着した手の位置は三次元で認識され、上下左右の動きに加え、端末に近づけたり遠ざけたりする動作でも操作を行える。

 「iRing」では、2つのiOSアプリが付属する。「iRing Music Maker」は、グルーブ、メロディ、エフェクトの組み合わせによる楽曲を自由にプレイできるアプリで、「iRing」をかざして操作するだけでキックやドラム、ベースなどのループのほか、シンセサイザーやエフェクトを操作して音楽をプレイできる。

 もうひとつのアプリ「iRing FX/Control」は、ほかのアプリで再生している音に対して、「iRing」の操作によるエフェクトを追加するもの。ディレイ、スタッター、フェイザーなど16種類のエフェクトが用意されており、iOS 7のInter-App AudioおよびAudiobusにも対応する。

 このほか、MIDIアプリのコントロールにも対応。IK Multimediaが提供する既存のアプリも「iRing」に対応する予定になっている。

 対応機種は、iPhone 5~、iPod touch(第5世代)、iPad Air、iPad(第4世代)、iPad mini~。対象OSはiOS 6~。

 「iRing」は2個で1セット。ボディカラーはホワイト、グレー、グリーンの3種類がラインナップされる。大きさは約27×42×30mmで、重さは約10g。

太田 亮三