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2015年度にはタブレットとノートPCの出荷数が逆転、スマートデバイス需要調査

 ICT総研は、スマートフォンとタブレットを合わせた「スマートデバイス」の需要動向を調査し、結果を明らかにした。スマートデバイスの出荷台数のほか、ノートPCやフィーチャーフォンとの比較も行われている。

 調査結果によれば、2013年度のスマートデバイスの出荷台数は前年比107%の3679万台。この2~3年の増加ペースからは一服感があるとするものの、タブレットは順調に増加。また、スマートデバイスの出荷台数は、2013年度の時点ですでに、ノートPCやフィーチャーフォンの出荷台数と比較して3.3倍の規模になっている。2017年度には、2013年度比で18%増加の4352万台になると予測している。

 スマートデバイスのうち、タブレットは順調に伸びており、2013年度のスマートデバイスの出荷台数に占めるタブレットの割合は19.4%になった。この割合は2017年度には28.6%にまで拡大するとしている。また、2015年度のタブレットの出荷台数の予測は1041万台で、同年のノートPCの出荷台数、852万台を逆転すると予測している。

 調査ではこのほか、Windowsタブレットの増加で法人需要が拡大する動向や、スマートデバイスとWi-Fiタブレットを持ち歩く2台持ちの動向などについても調査されている。

太田 亮三