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ソネットのプリペイドSIM、機内販売を15日スタート

関西国際空港到着便のPeach機内にて

 ソネットは、4月から提供しているプリペイド型のデータ専用SIMカード「Prepaid LTE SIM」を、航空会社のPeach Aviationが運航する飛行機内で販売する。主に訪日外国人に向けたもので、7月15日以降の関西国際空港到着便が対象となる。価格はPrepaid LTE SIMと同様で、3000円/100MB(30日間)、5000円/500MB(60日間)となる。

Peach客室乗務員とソネットのキャラクター「モモ」

 「Prepaid LTE SIM」は、NTTドコモのネットワーク(下り最大150Mbps/上り最大50Mbps)を利用できるデータ専用のSIMカード。機内販売の際に客室乗務員から購入したら、ハンコ付きのレシートを持って、関西空港第2ターミナル出発到着ロビー内の売店「アプローズ」で提示、その場でSIMカードが受け取れる。

 ユーザーは、購入したSIMカードを端末に装着し、マニュアルに記載された手順に従いAPN設定を行い、Webサイト上でアクティベーション(利用開始手続き)を行うことでネットワークを利用できる。データ残量の確認や追加チャージが、ユーザー向けWebサイトから利用できる。

「Prepaid LTE SIM」左から、標準SIM、microSIM、nanoSIM。サイズはこの3種類から選べる
関西国際空港内に設置してあるSIMの自動販売機

 同社ではこれまで、Prepaid LTE SIMを関西国際空港内2カ所(北到着口右・南到着口左の各Internet & Telephoneコーナー)に自動販売機を設置して販売してきた。おもに訪日外国人のニーズに応える取り組みで、今回から実施する機内販売はさらに利便性を向上させる目的。総務省の調査によると、訪日外国人の3人に1人がプリペイドSIMの入手を希望しているという。Peach機内では、各座席に日本語・英語・中国語・韓国語で書かれた機内用リーフレットを用意し、各種プランや購入方法などを案内する。これにより到着前に通信手段をゆっくり検討できるようになる。

川崎 絵美