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夏モデル発売もスマホは前年の7割――国内メーカーの5月実績

 電子情報技術産業協会(JEITA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は、2014年5月の携帯電話・PHS出荷実績を発表した。全体で見ると前年の実績をやや下回り、そのうちスマートフォンの出荷数は全体の半数弱、前年同月比で7割弱となった。

 携帯・PHSをあわせた出荷数は168万5000台(前年同月比92.3%)で、3カ月ぶりに前年実績を割り込んだ。このうち携帯電話の出荷数は158万1000台(同93%)、PHSは10万4000台(同83.1%)。

 また夏モデルの登場シーズンとなり、スマートフォンの出荷数は79万2000台を記録。全体の47%を占めて3カ月ぶりに4割を超え、さらに極端に落ち込んだ前月(2014年4月)からは回復した。その一方で、前年と比べると、その実績は68.6%と、7割弱に減っている。この1年の間に、スマートフォンを供給する国内メーカーが減っており、そうしたことも影響した可能性がある。

 JEITAとCIAJがとりまとめるこの調査は、国内メーカーを対象にしたもの。NTTドコモやau、ソフトバンクモバイルといった大手キャリアだけではなく、最近注目のMVNO向けに供給されるものも含んだ数値となっているとのこと。

関口 聖