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LINEがゲーム事業の世界展開を本格化、gumiとの資本業務提携へ

100億円規模の投資ファンド「LINE GAME Global Gateway」を設立

 LINE株式会社は、国内外でゲーム事業を展開している株式会社gumiとの資本業務提携に基本合意したと発表した。無料通話・メールアプリ「LINE」のプラットフォーム上で展開しているゲーム事業「LINE GAME」のグローバル展開を強化すべく、100億円規模の新たな投資ファンドを設立する。今回、出資先となるゲーム会社としてgumiを発表した。今後は、国内の企業10社程度を目安とし、出資先を検討していく方針。

 「LINE GAME」は2012年11月にサービスが開始された。LINEのプラットフォームを通じて「LINE POP」や「LINE ポコパン」、「ディズニーツムツム」といったヒットタイトルをLINEのユーザーに提供し続けている。これらのゲーム事業はすでにグローバル展開を進めているが、より強化するために、新たなファンド「LINE GAME Global Gateway」と、運営会社としてLINE Ventures株式会社を9月9日に設立する。

 出資先となる最初のパートナーに選ばれたgumiは、モバイルオンラインゲーム「ブレイブ フロンティア」などのヒット作を、日本をはじめ北米、ヨーロッパ、東南アジア諸国など世界50カ国以上の地域に展開している。gumi代表取締役社長國光宏尚氏は「世界一を目指す」と意気込む。「会社を作って7年半。世界一をとると言い続けてきた。LINEさんのような心強いパートナーを得られてようやく世界一が見えてきた。まだまだ日本企業はできるんだというところを世界に示したい。応援してほしい」(同氏)。

 LINE取締役の舛田淳氏は、パートナーにgumiを選んだ理由を、「“世界一を目指す”と公言することはなかなかできないこと。スマートフォンのゲームは個人でも作れるようになりプレイヤーが増えているため、厳しい業界であるが、gumiはそうした厳しい世界の中で生き残ってきたし、そのために着実に手をうっている会社である」と説明した。

 また、「1つのタイトルを世界で展開するうえで、言語だけではないローカライズやカルチャライズを徹底的に行える開発拠点がある」といった点も挙げた。舛田氏は、「今後もLINEのプラットフォームをよく理解し、おもしろいと思ってくれる会社や、共に世界で戦える会社を支援していきたい」と語った。

 gumiは、年内に世界のLINEユーザーに向けた新作タイトルの開発に着手。今後は年間複数タイトルを提供していく予定。

(川崎 絵美)