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「HTC J butterfly HTL23」8月29日発売、アジアでも発売へ

「デュオカメラ」でピントを後から変更可能

 KDDI、沖縄セルラーは、HTC製のAndroidスマートフォン「HTC J butterfly HTL23」を8月29日に発売する。また、この端末は「HTC J butterfly 2」として9月2日には台湾でも発売されるほか、南アジアでも発売される。

「HTC J butterfly HTL23」ルージュ
「HTC J butterfly HTL23」インディゴ
「HTC J butterfly HTL23」キャンバス

 7月31日にKDDIから発表されていた端末「HTC J butterfly HTL23」の発売日が8月29日に決定した。全国で一斉に発売される。HTCは、中華電信を通じて台湾で9月2日に発売するほか、CSLを通じて香港も発売。ほかにもインド、マレーシア、シンガポール、タイでも展開される予定になっている。

 端末の概要や仕様は7月31日に発表されていた通りで、対応ネットワークなども含めて日本仕様のハイスペックな全部入りモデルになっている。

 最大の特徴は深度センサーと2つのカメラからなる1300万画素の「デュオカメラ」。撮影後の写真は編集機能により、背景をぼかしたり、ピントの位置を任意の場所に変更できる。編集・加工機能もさまざまなものが用意されている。また、インカメラを500万画素に強化しており、世界的な自撮り(セルフィー)のブームに応えている。

 音楽や音質面でも取り組みを強化しており、オーディオブランドの「JBL」を起用。オレンジ色のイヤフォンとキャリングケースがパッケージに同梱されるほか、イヤフォンに最適化したモードも備える。フロントのステレオスピーカーも大音量の再生が可能になるなど強化されている。

 HTCがアジアなどグローバルモデルで展開しているドットビューケースは「au +1 collection」の別売りオプションとしてラインナップ。アプリを利用して表示する内容もカスタマイズできる。

 ディスプレイは約5インチ、1920×1080ドットのフルHD液晶。メモリは2GBで、ストレージは32GB。最大128GBまでのmicroSDXCカードを利用できる。

 ワンセグ、フルセグの受信に対応し、イヤホンの延長ケーブルのような形状で、イヤホンジャックに取り付ける専用のアンテナケーブルが付属する。防水・防塵、おサイフケータイ、NFC、Bluetooth 4.0、緊急速報メール、グローバルパスポート(LTE/GSM/UMTS)に対応。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac。Wi-Fiテザリングは最大8台まで同時接続できる。

 バッテリー容量は約2700mAhで、取り外しはできない。連続待受時間はLTE/WiMAX 2+で約430時間、3Gで約490時間、連続通話時間は約1010分。大きさは約70×145×10mmで、重さは約156g。ボディカラーはルージュ、インディゴ、キャンバスの3色。

 メーカーのHTC NIPPONは、「HTC J butterfly HTL23」のテレビCMや広告にアイドルグループ「乃木坂46」を起用。カタログなどに登場するほか、テレビCMも新作を放映する。

「HTC Conference 2014」での展示

太田 亮三