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クアルコム、LTEやCAに対応するスマートデバイス向けCPU「Snapdragon 210」

 クアルコムは、スマートフォン・タブレットのエントリー機向けのプロセッサで、LTEやキャリアアグリゲーションに対応する「Snapdragon 210」を発表した。

 「Snapdragon 210」は、エントリーモデル向けのチップセットとしては初となる、3G/LTEマルチモード接続、LTE-Advancedカテゴリー4、キャリアアグリゲーション、LTE Broadcast、LTEデュアルSIMに対応するスマートデバイス用のプロセッサ。ハードウェアHEVCでのフルHD再生を可能にする。GPUはAdreno 304を採用している。

 また同社では、「Snapdragon 410/210」が使用されたLTE対応タブレットのリファレンスデザインを公開。Snapdragon 210が搭載されたリファレンスデザインには、RFトランシーバーチップWTR2955、マルチバンド・マルチモードをサポートするRF360フロントエンドソリューションを搭載している。

 一方のSnapdragon 410搭載のリファレンスデザインには、クアッドコア、64bit、Androidの最新版に対応するほか、RFトランシーバーチップWTR4905、GPUはAdreno 306を搭載している。

 これらのチップセットおよびリファレンスデザインを採用した商用端末は、2015年前半に発売される予定。

川崎 絵美