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ドコモのケータイ補償サービス、2014年冬モデルから条件を変更

スマホの高価格化や大画面化が影響

 NTTドコモは、2014年の冬モデルとして発売するスマートフォン、タブレット(いずれも未発表)から、「ケータイ補償サービス」の内容の一部を変更する。ドコモでは、スマートフォンの高機能化、高価格化、ディスプレイの大型化を踏まえたものとしている。

 今回の発表により、2014年冬モデル以降のスマートフォン、タブレットは、ケータイ補償サービスの利用料が月額500円(税抜、以下同)に値上げされる。従来の利用料は月額380円。iPhone、iPad向けの補償サービス(月額500円または600円)は別のサービスで、今回の変更の対象外。

 「ケータイ補償サービス」の具体的な内容のうち、紛失や全損などにより、代替機(交換電話機)が提供されるサービスは、これまで1回目が5000円、2回目は8000円の負担で利用できたが、一律で7500円になる。見かけ上は2回目の利用料が値下げされているが、1回目と合計した額は値上がりする。利用できる回数は1年間に2回までで、変更はない。

 修理代金をサポートするサービスは、保証対象の故障が無料、保証対象外の故障は上限5000円をサポートするという料金設定に変更はないが、修理受付の提供期間が変更される。従来の対応可能期間は一律で「購入から3年間」だったが、「修理対応可能期間まで」に変更され、機種により異なる形になる。ドコモのWebサイトでは、機種を選ぶと、修理が可能かどうかと、修理の受付を終了する時期が分かるようになっている。

 データ復旧代金については、割引が増額され、これまで2000円の負担額だったところが、1000円で利用できるようになる。非契約者の5000円の負担額に変更はない。

 「電池パック安心サポート」についても、これまでドコモプレミアクラブ会員またはドコモビジネスプレミアクラブ会員向けだったが、非会員向けにも提供が可能になる。

太田 亮三