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「docomo LIVE UX」レイアウト情報がクラウドで復元・同期可能に

 ドコモの2014年冬春モデルのスマートフォン、タブレットでは、搭載される「docomo LIVE UX」のクラウド対応が実現される。これにより、「docomo LIVE UX」のホーム画面のレイアウトをバックアップでき、ほかの端末に復元することが可能になる。

「docomo LIVE UX」のクラウド対応

 レイアウトのバックアップでは、ホーム画面のショートカットの配置、およびアプリの情報がバックアップされる。アプリ本体やアプリが保存したデータなどはバックアップされない。

 例えば機種変更した際に、この機能を利用してレイアウトを復元すると、ホーム画面には以前の機種と同じ配置が再現される。ただし、アプリ本体が復元されるわけではないため、あたらしい端末にインストールされていないアプリのアイコンは暗い色のショートカットとして表示される。このショートカットをタップするとアプリストアのインストール画面が表示される。メーカー独自のプリインストールアプリなどは、レイアウトのバックアップ対象にはならない。

 レイアウトのバックアップは、毎日自動的に行うほか、手動でも可能。同一のdocomo IDでは、最大5台の端末をバックアップすることが可能。なお、端末を初期化すると、以前のデータをバックアップで上書きせず、別の端末としてバックアップするようになっている。これにより、端末を初期化した際に、初期化前のレイアウトを復元するといった利用方法も可能になっている。

「docomo LIVE UX」のレイアウト復元前の端末(左)と、レイアウトのバックアップをしている端末(右)
端末で「配置のバックアップと復元」を選択
バックアップデータを指定する
ホーム画面とアプリの情報、レイアウト復元する
左の端末が復元された様子。インストールされていないアプリ(写真ではLINEとマクドナルド)は暗く表示されており、タップするとダウンロードサイトにアクセスする

 バックアップのほかにも、最大5台までの登録した端末に、アプリのインストール情報を同期する機能も提供される。例えば1つめの端末でアプリをインストールすると、2台目の端末にも同じアプリの暗い色のショートカットが現れる。インストールは行われないため、ショートカットをタップすれば、同じアプリをインストールできる。

「docomo LIVE UX」のクラウドを利用した複数端末での同期。スマートフォンでアプリをインストールする
同期対象の端末に、暗い色でアイコンが追加された。タップするとダウンロードサイトにアクセスする

太田 亮三