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奈良県の飛鳥地方で超小型モビリティをレンタルできる「MICHIMO」

「NISSAN New Mobility Concept」とソフトバンクの「ユビ電」を採用

 明日香村地域振興公社は、ソフトバンクモバイルと協力した小型モビリティのレンタルサービス事業「MICHIMO(ミチモ)」を2015年春より提供する。グランドオープンに先立ち、プレオープンとして10月11日に小型モビリティのレンタルサービスを開始する。プレオープンとなる10月中には9台、グランドオープン時には17台の小型モビリティが用意される。

 「MICHIMO」は、飛鳥地方(奈良県高市郡明日香村、同郡高取町および橿原市)において、タブレットを搭載した小型モビリティがレンタルできるサービス。近鉄飛鳥駅前に営業所が設けられ、そこでレンタルした小型モビリティを、観光などの交通手段として利用できる。利用料は1日8000円。

「MICHIMO」で提供される小型モビリティ

 「MICHIMO」で採用する小型モビリティは、環境性能に優れ、コンパクトで小回りの利く2人乗りの電動車両「NISSAN New Mobility Concept」にオリジナルラッピングをあしらったもの。モビリティに搭載したタブレットには、飛鳥地域の観光ルートを案内する専用のナビゲーションアプリ「MICHIMOナビ」を搭載している。

 同事業では、ソフトバンクモバイルが開発した充電・認証システム「ユビ電」を、超小型モビリティの充電インフラとして採用し、観光スポットに充電器を配置する。「ユビ電」の特徴は、誰が、いつ、どこで、どれだけ利用したを把握できる充電・認証システム。ソフトバンクはこのほか、モビリティに搭載するタブレット向けのアプリ「MICHIMOナビ」も合わせて提供する。

 観光プロジェクトのひとつとして企画された同サービスは、“飛鳥の「道」をモビリティで巡り、「未知」なる体験に出会い、心も体も「満ち」ていただきたい”といった思いから「MICHIMO」と名付けられたという。

川崎 絵美