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富士通、指紋センサーつきSIMフリースマホ「ARROWS M305/KA4」法人向けに提供

 富士通は、法人向けのAndroidスマートフォン「ARROWS M305/KA4」を発表した。富士通では初めてとなるSIMロックフリーのスマートフォン。12月上旬より販売を開始する。価格は6万1400円(税別)。

「ARROWS M305/KA4」

 「ARROWS M305/KA4」はAndroid 4.4を搭載したスマートフォン。4.5インチの高精細有機ELディスプレイを採用し、高コントラストで鮮やかな画面表示を実現している。外光下においても見やすい輝度に調整する「スーパークリアモード」を備えている。

 富士通製のスマートフォンの特徴である本体背面の指紋センサーを搭載。指紋認証によるロック機能をもつことで、不正アクセスや万が一の紛失・盗難時のリスクを軽減する。さらに遠隔での端末ロックや初期化にも対応し、情報を保守する機能を備える。これらの機能は、ビジネスツールとして求められる高度なセキュリティを意識したもの。

 防水(IPX5/IPX8)・防塵(IP5X)をサポートする。チップセットは、1.2GHz駆動のMSM8926 Quad Core。カメラは約810万画素のアウトカメラ、約130万画素のインカメラを備える。バッテリー容量は2500mAh、フル充電までの充電時間は約170分。連続通話時間は約650分、連続待受時間はUMTSで約890時間、LTEで約670時間。

 メモリは1GB、ストレージは8GB。カスタムメイドによりメモリの増量も可能で、メモリ2GB、ストレージ16GB/32GBに対応する。カスタムメイドはこのほか、カメラやNFCの有無も選択できる。本体サイズは138.1×67.1×10.9mm、重さは約150g。カラーはブラックのみ。SIMのサイズはmicroSIM。

 通信方式は、LTE、HSPA、UMTS、GSM、GPRSに対応し、Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n/acや、Bluetooth 4.0、NFC、GPSをサポートする。同製品は、富士通として初めてのSIMロックフリーのスマートフォンとなる。SIMロックフリー端末を投入する狙いについて、製品担当者は「企業内でスマートフォンを採用する際に、契約する通信業者が違う場合でも、当社のスマートフォンを選択肢に入れてもらいやすくするため」と説明。また、「MVNO市場の盛り上がりも意識している」とした。

 NTTドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアの通信網に対応するが、auはLTEのみ通信可能(3Gは非対応)としている。

10.1型の法人向け、防水タブレット「ARROWS Tab M555/KA4」

 あわせて法人向け端末として発表されたのは、10.1インチのAndroidタブレット「ARROWS Tab M555/KA4」。同製品は2015年2月に提供を開始する。価格は8万1300円(税別)。

 M555/KA4は防水(IPX5/IPX8)・防塵(IP5X)性能と、9600mAhの大容量バッテリーを搭載している点が特徴。建設現場や医療現場など、さまざまなシーンでのモバイル利用を想定し、耐薬品性能を備えるほか、手袋をしたままでのタッチ操作が可能。
 またM305/KA4同様に、指紋センサーによる認証機能を搭載するほか、カメラ/NFCの有り無し、メモリ容量などのカスタムメイドに対応する。

 チップセットは1.2GHz駆動のMSM8926クアッドコアプロセッサー。メモリは1GB、ストレージは8GB、カスタムメイドによる増量は、メモリ2GB、ストレージ16GB/32GBに対応。通信方式はLTE、HSPA、UMTS、GSM、GPRSに対応し、Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n/acや、Bluetooth 4.0、NFC(カスタムメイドで対応)、GPSをサポートする。本体サイズは270×174×10.8mm、重さは610g。

富士通初の8インチ、Windows 8.1搭載の「ARROWS Tab QH33/S」

 富士通はこのほか、Windowsタブレット「ARROWS Tab QH33/S」を発表した。同製品は11月下旬に提供を開始する。価格はオープンプライス。

 QH33/Sは、8インチで横幅を126mmに抑えており“女性でも片手で持てる”ハンディサイズとしている。QH33/Sは、個人向けタブレットとしているが、法人ユーザーに需要の高い「Office Home and Business 2013」を搭載しており、ビジネスシーンでも活用しやすくなっている。

 チップセットは1.33GHz駆動の、インテルAtom Z3735F。メモリは2GB、ストレージは64GBフラッシュメモリ。通信方式は、Wi-Fi IEEE802.11b/g/n、Bluetooth 4.0をサポート。カメラは500万画素のメインカメラ、126万画素のフロントカメラを備える。ステレオスピーカーとモノラルマイクを内蔵。本体サイズは126×215×9.9mm、重さは390g。

企業のニーズに合わせたカスタマイズやサポートが強み

富士通執行役員パーソナルビジネス本部の竹田弘康氏

 富士通は、スマートフォン、タブレットを法人向けに提供するうえで、多彩なニーズに合ったハードウェアレベルでのカスタマイズに応じるとしている。たとえば、カメラやメモリ容量・NFC機能などの拡張を行うほか、USB変換ケーブル、交換用バッテリー、充電用クレードルなどのオプション品も揃う。

 富士通執行役員パーソナルビジネス本部の竹田弘康は「スマートフォンの市場はコンシューマーが引っ張る状況になっていて、ますます競争は激化する。そうした市場において富士通の強みである、“ベストフィットするカスタマイズとスピード”、“サポート”、ユビキタスのR&Dで培った“ヒューマンセントリックテクノロジー”で勝負する」と述べた。

(川崎 絵美)