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「LINE Music」登場へ、LINEとSony Music、AVEXが新会社

ゲーム、漫画でも新たな取り組み

 LINEは、ソニーミュージック(Sony Music)、エイベックス(AVEX)とともに新会社「LINE MUSIC」を設立し、音楽サービス「LINE Music」を提供する。サブスクリプション型音楽サービスの提供を目指すとのことで、コミュニケーションの一環として、音楽を楽しめるようにする。

 機能の詳細、提供する時期は未定だが、月額課金のサブスクリプション型で、ストリーミングでの音楽配信サービスになるという。

 LINEによる楽曲配信サービスは、2013年8月の事業戦略説明会で発表され、ある程度の機能を揃えて今夏、ローンチするところだった、と上級執行役員CSMO(最高戦略・マーケティング責任者)の舛田淳氏。

 しかし、楽曲のラインアップ、価格などの壁を越えられず、不十分な内容と判断。サービス提供を取り止め、再び内容を練り直すことにして、今回、ソニーミュージック、エイベックスとともに検討を進めることになったのだという。

 今回のプレゼンテーションでは、コンテンツの流通にLINEが革命をもたらす、とされ、その中心となるのはアーティストであり、そのアーティストを中心にファンとのコミュニティ、ライブイベント、オーディションなどを実行するなかで、楽曲配信サービスが重要な要素になる、と舛田氏は紹介する。そして、コミュニケーションとともに楽しめる、という体験を重視する方針が語られ、単なる聴き放題や友人が聴いている曲を聴くといった既存サービスとは、異なる方向を打ち出すことを示唆。具体的なサービス提供時期についても、一度、サービスを見直した経緯から、明言することを避け「できるだけ早い時期に」とするに留まった。

グリー、サイバーエージェントと新会社

 ゲーム関連では、グリーと新会社を設立する。またサイバーエージェントとも新会社を立ち上げる。スマートフォン向けゲームを開発する会社になる。

 サイバーエージェントとの新会社は11月4日に設立予定で、資本金は1億円、代表取締役社長にはサイバーエージェント副社長の日高裕介氏が就任する。LINE向けのゲームを開発する企業となる。

 一方のグリーとは、Epic Voyage(エピック・ボヤージュ)という新会社を10月31日に設立する。新会社の資本金は1000万円で、グリー執行役員の荒木英士氏が社長に就任する。こちらもLINE向けのゲーム開発を行う。

LINEマンガのグローバル化

 戦略説明会の前日となる8日には、講談社、小学館、メディアドゥと協力して、新会社の「LINE Book Distribution」が設立されることが明らかにされた。これは、LINEを通じて、日本の漫画をグローバルに広げていくためのもの。

 既にLINEマンガは、800万ダウンロード、作品数が8万5000点、120もの出版社が参加している。無料で読める作品の配信を開始したところ、それまでより50%、月間アクティブユーザー(MAU)が増えた。作者と出版社、ユーザーのいずれにとってもメリットがある関係をLINEでは築けている、と舛田氏は語り、新会社を通じて、そのエコシステムを日本だけではなく海外にも広げていきたいと意欲を見せた。

(関口 聖)