ニュース

auのAndroidスマホ、利用者情報へのアクセスを制御する機能

10月以降に発売のモデルで対応

 KDDIとKDDI研究所は、Androidスマートフォンのアプリが、位置情報や電話帳などの利用者情報にアクセスするのを制御する「プライバシーデータ設定」機能を開発し、10月以降に発売されるモデルから提供する。すでに発表されている機種では、10月23日発売の「GALAXY Note Edge SCL24」、10月24日発売の「Xperia Z3 SOL26」が対象。既存の機種に同機能は提供されない。

 今回発表された「プライバシーデータ設定」は端末本体に搭載される機能で、アプリが利用者の情報にアクセスしようとした場合に、初回はダイアログボックスで通知し、アプリごとや、利用者情報の種類ごとにアクセスの可否を設定できるというもの。利用者情報の種類としては、電話帳、位置情報、電話番号の3つが対象になっている。

 同機能の制御の対象になるアプリは、Google Playを含めた、au Market以外からダウンロードされたアプリ。なお、「プライバシーデータ設定」機能は初期設定ではオフになっており、設定画面から利用設定を行うことで利用できるようになる。

 同社は、au Marketで提供されるアプリに対し、総務省から公表された「スマートフォンプライバシーイニシアティブ」で提唱されているアプリ向けのプライバシーポリシーの開示を必須化、ユーザーにその承諾を得ることを求めており、利用者情報の送信について透明性を高めている。今回の取り組みは、au Market以外のアプリについても、透明性を高め、安心・安全に利用するための取り組みとしている。

太田 亮三