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ソフトバンク、LINEも大きな文字で楽しめる「シンプルスマホ2」発表

 ソフトバンクモバイルは、シニア向けに展開しているシャープ製のAndroidスマートフォン「シンプルスマホ」シリーズの新製品「シンプルスマホ2」を発表した。11月下旬以降に発売される。11月7日より予約を開始する。

 「シンプルスマホ2」は、4.5インチHD(1280×720ドット)のディスプレイ、Android 4.4.2を搭載したスマートフォン。1.2GHzクアッドコア(MSM8926)のCPUを備えている。タッチパネルと通話、ホーム、メールの3つのハードキーによる操作を基本としたシニア向けの端末。前モデルより進化したポイントは画面の大きさ、バッテリー容量(2400mAh)、CPUのスペックやカメラの画素数など。通信はLTEに対応した。また今回のモデルから無料のコミュニケーションアプリ「LINE」をプリインストールしている。

「LINEが使えない」4人に1人が不満

 シンプルスマホではアプリの追加が行えない仕様になっている。2013年夏モデルとして発売した従来モデルの「シンプルスマホ 204SH」ユーザーにアンケートを実施したところ、「LINEが使えない」という不満を4人に1人がもっているとの結果が出たという。今回のモデルから、「LINE」アプリをプリインストールすることでこうした不満を解消する。

 プリインストールされる「LINE」アプリは、「シンプルスマホ2」向けにカスタマイズされているという。文字のサイズをもう1段階大きく表示する“でか文字”に対応しており、シニアのユーザーでも見やすく工夫されている。初期設定の手順などは通常のLINEアプリと同じ仕様。

スマホに乗り換えやすい価格と料金設定

 「シンプルスマホ2」の端末価格は、新スーパーボーナス(24回分割払い)によって購入すると、他社からの乗り換え(MNP)で0円、新規契約の場合は680円、機種変更の場合は1280円、3G携帯電話からの機種変更は「スマホデビューキャンペーン」が適用され680円となる。680円という価格については、フィーチャーフォンからフィーチャーフォンへの機種変更と同等価格であるとして、スマホへ乗り換えをやすく設定したという。

 月々の料金は、専用の料金プランを提供する。それによると、通話し放題の基本プラン2700円+インターネット接続基本料300円+データ定額パック(200MB)2000円を合わせた月額5000円で提供される。ソフトバンクでは、フィーチャーフォンでの料金プランを月額6000円で提供しており、比較すると、それよりも安くなるよう設定しているという。

 今回の料金プラン・価格ともにスマートフォンへの乗り換えに対する不満のひとつである「高額になる」という声に応えたかたちになる。ただしデータ定額パックは、同社が提供している料金プラン「スマ放題」向けのデータ定額パック(月額3500円/2GB)と比較すると、容量あたりに対する料金は割高になる。

「旅を楽しむ」ための機能やキャンペーンを用意

 「シンプルスマホ2」のテーマとしてもうひとつ「旅を楽しむ」というものがある。同製品では、シニア層の趣味として広く好まれている「旅行」にフォーカスした「旅の思い出」機能が盛り込まれている。

 ソフトバンクモバイル事業企画部の新富由久氏は「旅先では、スマホのカメラで写真を撮ることが定番になってきている」と説明する。「旅の思い出」機能では、シンプルスマホ2で撮影した写真に「撮影した場所・住所」「天気」「歩数」などが記録される。これをサマリーとして表示することで、旅の思い出を楽しく振り返ることができるという。

 また「旅行」にフォーカスした企画として「シンプルスマホ2」の発売にあわせて、「シンプルスマホ2で楽しもう!キャンペーン」を実施する。同製品の購入者に、大江戸温泉物語とANA Salesとのコラボレーションにより、旅企画や宿泊券などが抽選でプレゼントされる。

 このほか、全国の温泉施設12箇所でシニア向けの「スマホ教室」も開催される。全88回を予定しているという。

主な仕様

 「シンプルスマホ2」はAndroid 4.4.2(KitKat)、ディスプレイは約4.5インチHD(1280×720ドット)S-CGS液晶、チップセットは、1.2GHzクアッドコア、クアルコムの「MSM8926」を搭載している。メモリは1.5GB、ストレージは8GB。

 通信方式は、W-CDMA(900GHz/2.1GHz)、FDD-LTE(900MHz/1.7GHz/2.1GHz)、AXGP(2.5GHz)、海外ではW-CDMA(900GHz/2.1GHz)、FDD-LTE(1.7GHz/2.1GHz)GSM(900MHz/1800MHz/1900MHz)をサポートする。Wi-Fi IEEE 802.11 b/g/n、2.4GHz、Bluetooth 4.0に対応する。

 メインカメラは800万画素、インカメラは120万画素のCMOSを採用。バッテリー容量は2400mAh、前モデルの1800mAhから大幅増量となった。連続待受時間は、W-CDMAで約650時間、GSMで約600時間、LTEで約560時間、AXGPで約530時間。連続通話時間はW-CDMAで約1130分、GSMで約600分。

 ワンセグ、赤外線通信、GPS、緊急速報メール、テザリング機能、防水機能(IPX5/IPX7)を備える。おサイフケータイとNFCは非対応。本体サイズは134×65×11.1mm、重さは約132g。本体カラーはシルバー、ピンク、ネイビーブラックの3色をラインナップする。端末の左上部分にストラップホールを備えている。

(川崎 絵美)