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ドコモ、携帯電話と固定回線のセット割「ドコモ光パック」を2月に提供

 NTTドコモは、携帯電話回線と固定回線(光回線)のセット契約で利用料を割り引く「ドコモ光パック」の提供を2015年2月に開始する。31日に開かれた、同社の決算会見で明らかにした。

 NTTドコモが2015年2月に提供を開始する「ドコモ光」は、同社がNTT東西の光回線を借り受けて提供するデータ通信サービス。いわば、固定回線の“MVNO”になって提供するサービスとなる。固定回線のネットワークが最大1Gbpsの速さで使い放題になる見込み。ドコモの加藤社長は「ICTのブロードバンドをワンストップで提供することで、“ドコモだとすべて整う”という利便性を提供したい」とコメントしている。

 一方、フレッツ光の既存ユーザーが「ドコモ光パック」を利用するためには、フレッツ光からドコモ光への乗り換えが必要となる。その際には、既存ユーザーがすでに利用しているISPはそのまま引き続き利用できる。ドコモとしては、安心で便利なサービスを提供するため、ISP各社とコラボレーションしていくとしている。

NTTドコモの加藤社長

 携帯電話回線とのセット契約でお得になる「ドコモ光パック」は、2014年6月から提供している新料金プランをベースとして検討しているという。上位プランほど割引率が高く、割安に利用できる料金プランを用意して提供する。なお、料金プランを含むサービスの概要や、乗り換えに関する詳細は、まだ明らかにされていない

 競合となるKDDIは2012年に「auスマートバリュー」の提供を開始、それに追従するかたちで、ソフトバンクモバイルは「スマホBB割」をすでに提供している。NTTドコモの場合は、電気通信事業法による規制のためこれまで提供できずにいた。しかしながら総務省が、NTTグループ内外の取引きにおける“透明性と公平性”を重視し、NTT東西の光回線卸売りを容認する方向を示したことで、ようやく「ドコモ光」の提供を実現することとなった。

 ソフトバンクBBはこれを受け、NTT東西日本が提供する光回線の卸サービス「光コラボレーションモデル」を利用したセット割で対抗する方針を示している。

(川崎 絵美)