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BIGLOBE、子ども向けアクセス制御サービス「i-フィルター for Android」を提供

 BIGLOBEは、子どもがスマートフォンからの有害サイトやアプリへアクセスしないよう、管理者が制御できるサービス「i-フィルター for Android」の提供を開始する。BIGLOBEの会員を対象としており、BIGLOBE IDひとつにつき、管理できる端末は1台。対応環境はAndroid 2.2以降のスマートフォンおよびタブレット。利用は月額200円(税別)。

 「i-フィルター for Android」は、犯罪を助長するようなサイトやアダルトサイトなどに、子どもが不本意にアクセスすることを防止するためのフィルタリングサービス。子どもが閲覧したいサイトがブロックされていた場合には、親が閲覧を許可することで、ブロックを解除できる。このほか、“個人情報を引き抜く危険の恐れがあるアプリ”などを起動する際には警告画面を表示し、有害アプリの利用を防止することも可能。

 こうした制御機能は、子どもの端末を直接操作することなく、パソコンから保護者用の管理画面にアクセスし、ブロックリストや各アプリの利用可否、インターネットの利用時間といった細かな設定が可能。ブロックする項目は「グラビア」、「犯罪・武器」、「出会い」などが選択でき、サイトは67カテゴリ、アプリは32カテゴリが用意されている。これらの設定は、子どもの年齢や成長に合わせて柔軟に調整できる。

管理者画面のイメージ

 「i-フィルター for Android」は、デジタルアーツ社から提供されているフィルタリングサービスで、ISPや、携帯電話キャリアの契約者向けにも同サービスが提供されている。その多くは月額300円で提供されているが、BIGLOBEからは月額200円で提供される。サービス内容に差異はないとしている。

 BIGLOBEでは今後、iOSなど、その他のOS向けを提供する予定はないが、ユーザーからの要望が多い場合は検討するとのこと。

川崎 絵美