ソフトバンクの「みまもりケータイ」を活用した高齢者向け「あったか声かけサービス」

　株式会社やさしい手は、ソフトバンクテレコムとセントラル警備保障との業務提携により、高齢者を対象とした見守りサービス「あったか声かけサービス」の提供を開始した。利用料には、基本料金として月額1500円（税別）のほか、利用毎に必要なオプション料金を設けている。

「みまもりケータイ3 202Z」

　「あったか声かけサービス」は、ソフトバンクテレコムが提供しているGPS機能付きのソフトバンクモバイルの携帯電話「みまもりケータイ3 202Z」をケアコール用の端末として活用し、定期的な電話連絡・相談、緊急時の駆けつけなどにより安否確認や支援を行うサービス。

　訪問介護やデイサービスなどを手がけるやさしい手が、利用者ごとに作成する「暮らしのプラン」に基づいて、月に1度の定期的な電話連絡、年中無休（8時～22時）の電話相談、サービス経過記録閲覧サービスを実施する。さらにセントラル警備保障が提供する緊急時の駆けつけサービス「CSPケータイdeアシスト」を連携させ、個別ニーズに基づく継続的な声かけ、安否確認、生活相談・支援を行う。このように3社のサービスを組み合わせて高齢者の居宅介護を支援する。

電子カルテ共有や疾患管理など、充実したサービス内容

　同サービスでは、社会福祉士や介護福祉士などの専門職相談員が月に1回定期連絡し、不安や困りごとの解決に向けた手伝いをする。個別援助計画が作成され、それに沿った継続的な支援を行う。援助計画の過程を記録したカルテは複数の専門家や遠方にいる家族にも共有される。

　また通院中の疾患管理や、万が一の急変に備えた「緊急カード」を用意し、自宅へ送付するサービスも提供される。

　ケアコール端末として利用する携帯電話「みまもりケータイ3 202Z」は、利用者に貸し出される。端末のボタンを押すだけでやさしい手コールセンターにつながり相談ができるほか、相談員による安否確認や服薬確認などが行われる。通話料は1コールあたり20円（税込）となる。具合が悪いといった場合は、ストラップを引くと位置情報を知らせるメールを、家族などあらかじめ登録したメールアドレスに通知される。緊急時には、要望により相談員が、緊急連絡先やセントラル警備保障の駆けつけサービスへ取次ぎを行う。追加の相談や、訪問、駆けつけサービスなどは、オプションとして用意されている。

　「あったか声かけサービス」は、「歳をとっても、住み慣れた家、住み慣れた地域で安心して老いること」を実現できるサービスとして提供される。