ニュース

Firefox OS 2.0の開発者プレビュー版が公開、「Flame」で

Flame

 Firefox OSの最新バージョン「Firefox OS 2.0」の開発者向けバージョン(開発者向けプレビュー)が公開された。Firefox OS搭載のスマートフォン「Flame」で利用できる。Mozilla Japanのサイトでは、Flameでのアップデートの手順が公開されている。

 今回公開されたソフトウェアでは、機能面での改善や安定性の向上がはかられるとともに、日本語環境で利用できるようになった。日本語を入力するためには、オムロンソフトウェアが提供する「iWnn IME for Firefox OS」の試用版をインストールする必要がある。

 またリアルタイムコミュニケーションの機能「WebRTC」向けにH264形式の動画をハードウェア側でエンコード/デコードできるようになった。

 またドイツテレコムとMozillaからは、NFCをサポートすることもアナウンスされている。「WebNFC APIs」というAPIを使うことで実現したもので、画像やURLなどをNFCを介して共有する機能や、非接触型のタグとしての利用、AndroidなどのNFC対応端末とデータのやり取りが可能という。Firefox OS搭載のスマートフォン「Flame」にはNFCのハードウェアが実装されており、今回、OSでサポートされた機能が利用できるようになる。

 このほか、端末紛失時にどこにあるか探す「Find My Device」、カメラでの連続オートフォーカスや顔認識、アプリ切り換えの新たなジェスチャーなども採用されている。

関口 聖