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フリービット、高速通信チケット100MB/250円→1GB/300円に向上

「マイプラン設定」やフランチャイズプログラムも発表

 フリービットは17日、MVNOとして提供しているコンシューマー向けのスマートフォン事業「freebit mobile」において、主要サービスのバージョンアップを発表した。主なバージョンアップ内容は、料金プランを専用アプリ内で自在にカスタマイズできる新サービスや、料金据え置きで、通信速度・オプションチケットのスペックを大幅に向上するというもの。

 また、「freebit mobile」店舗のフランチャイズ展開に関するプログラムを発表した。特別なスキルがなくても、代理店ではなく、自分の事業として「freebit mobile」の店舗が持てるのだという。

“スタンダードスピード”の通信速度が2倍に

 「freebit mobile」は、MVNO型のSIMカードと、Androidスマートフォン「PandA 3rd Lot」を合わせて提供するサービス。基本料金1000円/月に端末代金を合わせて2000円/月の1プランのみを提供しており、わかりやすさを謳っている。「freebit mobile」は“スタンダードスピード”モードの通信が使い放題で、高速通信はオプションとしてチケットを購入して利用できる。

 今回のバージョンアップに伴い“スタンダードスピード”モードでの通信速度を250~300kbpsから500~600kbpsの約2倍に向上する。料金は据え置きのままで、スペックアップされる。

高速チケット100MB250円→1GB300円に向上

 「freebit mobile」では、“スタンダードスピード”とオプションでチケットを購入する“高速通信”の2種類を、必要に応じてアプリで切り替えて利用できる。これまで100MB250円で提供してきた高速チケットが、1GB300円にスペックアップされる。

通信速度と容量を自在にカスタマイズできる「マイプラン設定」

 今回「freebit mobile」では、通信速度の切り替え条件を、好みに応じて自分で設定できる「マイプラン設定」を新たに追加した。高速チケットへの切り替えを、時間毎や、利用するアプリ毎に設定できたり、1日あたりの高速通信利用制限などを設定できたりする。

 たとえば、購入した「高速チケット」1GB(300円)を1日33MBずつ使い、33MBを使いきったら自動的にスタンダードスピード500~600Kbpsで利用する。また、1カ月2GBまでを優先的に高速で利用し、使いきったらその月はスタンダードスピードで利用する、といった設定が可能。

 このほか、60分の音声通話+100MB分の高速通信をパッケージにした「フラットパック」(500円/月)のスペックを、料金据え置きのまま、60分の音声通話+高速動画7.5時間にスペックアップした。またPandA向けの総合ソフトとして提供している「ONE」において、ファイル、メール、アドレス帳の管理、PCとの連携機能を強化した正式版がリリースとなった。

「freebit mobile」店舗のフランチャイズプログラムを開始

 「freebit mobile」では現在、オンラインショップ、旗艦店「ATELIER」、移動式店舗モジュール「STAND」、TVショッピング、法人向け「パートナープログラム」などの販売チャネルを設け、展開している。

 今回、店舗のフランチャイズ展開に関するプログラムを発表した。代理店としてではなく、事業として「freebit mobile」の店舗が自分で持てるようになるという。個別の路面店のほか、店舗の空きスペースを利用した設置も可能。スペースは1坪用、2坪用、路面店舗用などがあり、設置費用は600万円~となる。内装のほか、スタッフ向けのコスチュームなど、総合プロデューサー迫慶一郎氏のトータルデザインで提供されるのだという。

フリービット代表取締役社長の石田宏樹氏

 フランチャイズプログラム開始について代表取締役社長の石田宏樹氏は、「freebit mobile事業において、黒字化が見えてきたため、仲間になっていただく方を増やしても無責任にはならないのではないか、と考えた」と説明している。

 フランチャイズプログラムの募集は、本日より開始した。フリービットでは、2015年度末までに300店舗を目指すという。

川崎 絵美