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アップル、Apple Watch向け開発ツール「WatchKit」を公開

 米アップルは19日、腕時計型のウェアラブルデバイス「Apple Watch」向けのソフトウェア開発ツールセット「WatchKit」の提供を開始した。Appleのデベロッパー向けWebサイトからダウンロードできる。

 Apple Watchは、“世界でもっとも優れた腕時計”を目指してアップルが開発した腕時計型のウェアラブルデバイス。2015年はじめに発売される予定で、価格は349ドルとアナウンスされている。アプリにより盤面のデザインがカスタマイズできるだけでなく、iPhone 5以降のiPhoneと連携させて着信やSNSの通知が受けられる。通信機能としてはIEEE802.11b/gのWi-FiとBluetooth 4.0に対応する。

 Apple Watchでは、アプリを活用することにより、たとえば、好きなスポーツチームのスコア状況や試合結果をリアルタイムに取得できたり、写真共有のSNS「Instagram」を閲覧、“いいね!”などのアクションもできたりするという。

 今回、提供が開始された開発ツール「WatchKit」は、こうした連携機能をより幅広く利用するためのApple Watch専用アプリの開発に必要なツールをまとめたもの。開発者は、iOS 8.2ベータSDKと合わせて利用することで、Force Touch、デジタルクラウン、Taptic Engineのような新たなテクノロジーを使った開発に着手できるようになる。「WatchKit」のWebサイトにはプログラミングガイド、ヒューマンインターフェイスガイドライン、テンプレートなどが用意されている。

川崎 絵美