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カシオ、楽器フェアで3つの音楽アプリをデモ

 カシオ計算機は、スマートフォンやタブレットで利用できる3つの音楽関連アプリを国内外の楽器や関連製品が体感できるイベント「2014楽器フェア」に参考出品している。同イベントは11月21日から23日にかけて東京ビッグサイトで開催されている。

 同社では今回、iOS上で動作する「簡単自動作曲アプリ」「音楽遊びアプリ」「CZアプリ」の3つを開発。

簡単自動作曲アプリ

 「簡単自動作曲アプリ」は、画面上のキーボードをタップするか、iPhoneのマイクに向かって鼻歌を吹き込んで2小節のメロディを録音すると、曲がまるごと自動作成されるというもの。作成した曲は、曲に合わせて鍵盤が光るカシオ製のキーボードに繋いで練習することもできる。

ジャンルなどの作風を設定できる
作成した曲はカシオ製のキーボードで練習できる

 「音楽遊びアプリ」は、アプリ内蔵の音や自分でサンプリング(録音)した音を画面上のボタンを押して鳴らせるというもの。iPhone上の音楽を再生しながら、さまざまな音を重ねることが可能で、DJ気分が味わえる。

音楽遊びアプリ
CZ-101

 「CZアプリ」は、30年前(1984年)に発売されたシンセサイザー「CZ-101」など、CZシリーズをiPad上で再現したもの。4パート分のPD(Phase Distortion)音源を内蔵しており、33種類の波形を駆使して音作りが楽しめる。同アプリで作成した音色は、同社製キーボードなどMIDI楽器での演奏で利用できる。

CZアプリ

 同社によれば、いずれのアプリも近く正式にApp Storeで配信が開始される見込み。

湯野 康隆