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イオンスマホ第4弾、富士通製「ARROWS M01」12月5日発売

本体込みで月額2880円

 イオンは、SIMロックフリーのスマートフォンとビッグローブのLTE対応SIMカードをセットにして販売する「イオンスマホ」の第4弾モデルで、富士通製のAndroidスマートフォン「ARROWS M01」を12月5日に発売する。イオンカードの会員向けには先行して11月29日に発売される。すでに案内されていたように、本体と通信料を合わせた価格は、月額2880円(税抜、以下同)。

「イオンスマホ」の第4弾モデルで、富士通製のAndroidスマートフォン「ARROWS M01」

50代以上がターゲットの「ARROWS M01」

 イオンは都内の店舗で説明会を開催、「イオンスマホ」第4弾の「ARROWS M01」を12月5日に発売すると発表、特徴などを解説した。「ARROWS M01」は50代以上をターゲットにした端末で、音声通話に対応し、LTEのデータ通信容量は月間1GB。

 月額2880円のうち、料金プランは月額1350円だが、購入後に、月額1650円で月間5GBのプランに変更することもできる。端末本体の価格は月額1530円の24回払いで、一括価格は3万6720円。料金プランの月額1350円と端末の月額1530円の合計が月額2880円となる。

 最低利用期間、解約金は設定されていない。

 第3弾までのイオンスマホと比較して、イオンでは日本の富士通製であることをアピール。これまで販売してきたイオンスマホが50代を中心にしたユーザー層になっていることから、NTTドコモ向けに「らくらくホン」シリーズなどを手がける富士通への支持が高く、要望も多かったという。ディスプレイは高視野角な有機ELを採用するほか、これまでのイオンスマホと比較して防水、防塵に対応しているのも大きな特徴。電池容量が2500mAhと比較的大容量になっている点も特徴に挙げられている。

 加えて、「ARROWS M01」では専用の充電台をパッケージに同梱する。これは、USB端子に馴染みのない世代をターゲットにしていることや、ケーブルを接続する煩わしさや、向きの間違いを解消するためとしている。

 さらに、スマートフォンのホーム画面も、よく使う機能を大きなアイコンのボタンで表示するシンプルなモードを搭載。Androidの標準的なユーザーインターフェイスに切り替えることもできる。イオンのショッピングアプリなどもプリインストールし、これらを今後活用することでユーザーと直接コミュニケーションを取る展開にもつなげていく方針。

「ARROWS M01」

モバイルWi-Fiルーター「Aterm LTEルーター」

 概要がアナウンスされていたモバイルWi-Fiルーターは、月間のデータ通信の容量が12月上旬に改めて発表される予定。SIMカードとデータ通信サービスはIIJのSIMカードを採用している。

12月中旬に発売予定のモバイルWi-Fiルーター

 ほかにも、マウスコンピューターと共同で、Windows 8.1搭載のタブレットパソコンを展開することも明らかにされた。LTE対応SIMカードをセットにするのも特徴で、12月中旬に発売される。月間のデータ通信容量は3GBで、本体と通信料込みの価格は、月額3580円。5000台の数量限定販売となっている。SIMカードとデータ通信サービスはIIJのSIMカードを採用している。

イオンモバイル「タブレットパソコン」

モバイルサービスのブランド「イオンモバイル」

 イオンでは、イオンスマホだけでなく、タブレットパソコンやモバイルWi-Fiルーター(12月上旬発売)もラインナップに加えたことを機に、モバイル端末と通信サービスのブランド「イオンモバイル」を立ち上げる。「イオンスマホ」は、イオンモバイルの中のスマートフォンの名称という位置付けになる。

イオンリテール 住居余暇商品企画本部 デジタル事業開発部部長の橋本昌一氏。都内の店舗の販売現場で解説を行った

 イオンリテール 住居余暇商品企画本部 デジタル事業開発部部長の橋本昌一氏は、これまでの販売実績から、G.G(グランド・ジェネレーション)世代と呼ばれる50代以上のアクティブな世代が主なユーザー層になっていることや、要望の多かったという日本製の端末や防水・防塵といった性能を実現したことなど、「ARROWS M01」の特徴やその背景を解説した。

 「イオンモバイル」という新たなブランドについては、モバイルWi-Fiルーターやタブレットパソコンなど、スマートフォン以外のラインナップを拡充したことを受けての取り組み。拡大するユーザーのニーズに応えるために、今後もさらにラインナップを拡充していく方針。

 同氏は「デジタル機器を通じて生活をサポートしていく」というテーマを掲げた上で、格安であっても1機種ではニーズに応えられないとし、イオンスマホ第3弾が30代以上をターゲットにした端末である点など、ターゲットとするユーザー層に幅が出てきている様子も「えらべるイオンスマホ」(橋本氏)とアピールする。

 スマートフォンなど新商品の投入タイミングについては、年2回といった、大手通信キャリアのようなタイミングではなく、年末商戦などの、あくまで販売の現場が賑わう時期を主軸に、逐次投入していく方針。今回の第4弾の富士通製スマートフォンも、年末商戦をターゲットに準備が進められていたことが明らかにされている。

「ARROWS M01」は充電台を同梱する

 今回発表されたイオンスマホ第4弾では、引き続きビッグローブのMVNOサービスがセットにされているが、タブレットパソコンやモバイルWi-FiルーターにはIIJのMVNOサービスがセットになる。この点について橋本氏は「ユーザーにとって有利なものを選んでいる」と説明し、音声通話のあるプラン、データ通信のみのプランなど、端末の種類やサービス内容で選び分けていく方針を示している。

 同社はこれまでもSIMロックフリーの端末を展開しているが、総務省からは2015年にSIMロック解除義務化の方針が示されている。大手の通信キャリアが販売した端末についてもSIMロックを解除できる点について、橋本氏は「歓迎すべきこと」とし、「安価なSIMカードだけを提供することもあり得る」としている。

(太田 亮三)