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TSUTAYAでスマホ販売「TSUTAYA mobile」来春スタート、オリジナル端末も来秋販売

新会社CCCモバイルを設立

 TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、スマートフォンなどを取り扱うモバイル事業会社としてCCCモバイル株式会社を設立した。全国のTSUTAYAでスマートフォンを提供する新ブランド「TSUTAYA mobile」を来春より展開する。来年秋にはオリジナルのスマートフォンが発売される予定。価格や料金は未定。

 CCCは、今回の新会社、新ブランド設立にあたって、スマホアクセサリーショップを経営するエム・フロンティア、中古PC・携帯電話販売事業を行うイオシスとの資本提携を行うことも発表した。都内では新サービスの発表会が開催された。

1端末・1プランのシンプル設計

 TSUTAYA mobileでは、ライフスタイルを提案する新コンセプトでモバイル事業を展開する。基本的には、端末と通信をセット提供するもの。それに加えて、同社の持つTポイント、Tマネー、T-SITE(Web)などのプラットフォームや、コンテンツを融合させ、グループシナジーを活かしたサービスを展開するとしている。

 TSUTAYA mobileで提供するサービスは、“1端末・1プラン”のシンプルなものを想定しているという。TSUTAYA店内に専用カウンターを設置するが、専用スタッフは雇わない方針。CCCモバイルの代表取締役社長の服部義一氏は、プランをシンプルに設計し、アルバイトを含む全スタッフが対応できるようにすることも重要な戦略のひとつであると説明した。

 2015年秋にはオリジナルのスマートフォンを発売する予定だが、イオシスとの連携による中古販売について「TSUTAYA mobileでは中古販売は行わない」とコメントしている。一方で、TSUTAYA mobileのオリジナルスマートフォン販売後は、下取りやリユースについて検討しているとした。

スマホのレンタルもあり。後発となるTSUTAYA mobileの戦略とは?

 MVNO事業者が多くひしめく中、格安SIM、格安スマホでのTSUTAYAの参入は後発と思われるかもしれないが、服部社長は、「気にしていない」と強気だ。「現在提供されている格安スマホでユーザーが満足しているとは思えない。ユーザーが使いたいと思う端末と通信を、現在提供されている相場に近い、月額2000円前後くらいの料金で提供したい」とコメントした。

 また、「TSUTAYAショップの若いスタッフが、本当に欲しがるような端末をイメージして、ヒヤリングを重ねている」と、商品企画における取り組みについても語った。

 このほか、レンタル事業を行う同社ならではと言える、“スマートフォンのレンタルサービス”の可能性もあるとした。発表会では、Twitterでたまたま見つけたという「スマホのレンタルするとかやらないかな」という投稿をスライドに映し出し、「そうしたユーザーの声を実現していきたい」と語った。

 「通信は借りられるため、MVNOとして提供できる時代。ライフスタイル提案のために製品(端末)を作り、売り場を作ります。現在1444店舗のリアルショップを持つ我々がキャリアになったときに、どんなことが起きるか、ご期待いただきたい」(服部氏)。

 提携する通信事業者や端末メーカーに関しては未発表。同社では2015年1月1日に専用サイトでサービス内容を発表するとしている。

発表会場の入り口に飾られた孫社長からの祝い花が“意味深”であるとして、注目が集まった

(川崎 絵美)