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ワイヤレス給電の業界団体、A4WPとPMAが統合へ

 ワイヤレス給電技術を推進する業界団体のAlliance for Wireless Power(A4WP)とPower Matters Alliance(PMA)は、2015年中頃を目処に、1つの組織へと統合することで合意した。2014年2月には規格の一本化で合意しており、今回の統合を経て、スケールメリットを生み出し、市場の拡大を図る。

 現在、スマートフォンやタブレットなどの充電は、microUSBなど有線ケーブルが主流。その一方で、徐々にワイヤレスでの給電技術も広がりを見せており、たとえばグーグルの「Nexus 6」は、ワイヤレス給電規格「Qi(チー)」をサポートしている。

 一方、クアルコムやサムスンなどが主導するA4WP、そしてデュラセルやスターバックスなどが参画するPMAでは今回、組織を統合することで、世界規模でのワイヤレス給電規格の普及を加速させる考え。A4WPプレジデントのKamil Grajski氏は「“標準化戦争”という物語は、誤った選択肢だ。スマートフォンには、モバイル通信技術だけではなく、BluetoothやNFCなど複数の無線通信技術が搭載され、エコシステムは活況を呈している。一方で、Bluetoothヘッドセットのように1つの無線技術しか搭載しない製品もある。今回の組織統合は、そうした思想と同じ精神で、利用シーンにあわせて最適な技術を提供できるようにする」とコメント。

 統合後、新組織の名称は新たなものになる予定。

(関口 聖)