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GfK調査、2014年の携帯販売は2年連続マイナス

スマホシフトが鈍化、買い替えサイクルも長期化

 ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfK)は、2014年の家電・IT市場動向を調査し、結果を明らかにした。この中では携帯電話市場についても調査されている。

 テレコム市場の動向として明らかにされた、2014年の携帯電話の販売は、前年比4%減の3314万台で、2年連続のマイナス成長になった。このうちスマートフォンは78%を占め、2579万台と、前年並み。スマートフォンの販売が伸び悩んだ要因として、フィーチャーフォンからスマートフォンに移行するスマホシフトのユーザーが減少したこと、スマートフォンの買い替えサイクルが長期化していることなどが挙げられている。また、2014年のSIMロックフリーのスマートフォン販売数は、全体の1%未満だったと予測されている。

 2014年7~8月にかけて実施されたアンケート調査では、ユーザー全体の半数がスマートフォンを利用しているという結果も出たが、20代が74%、60代は23%など、世代間の差の大きさも指摘されている。

携帯電話 市場規模の推移 (C) 2015 GfK

太田 亮三