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イオンスマホにソニーのXperiaと京セラ端末が登場

 イオンリテールは、独自に調達するスマートデバイスと各社のMVNO通信サービスをセットで提供する「イオンモバイル」において、スマートフォン「イオンスマホ」の第6弾として京セラ製「S301」、第7弾としてソニーモバイル製「Xperia J1 Compact」を発表した。すでに発表済みの「VAIO Phone」と合わせて3モデルを春夏の新ラインナップとして訴求していく。

 3モデルはいずれもSIMロックフリーで、従来通り最低利用期間、契約解除料は設定されていない。全国540店舗のイオンと、オンラインショップ「おうちでイオン イオンショップ」で販売される。

 京セラ製「S301」はタフネス性能を実現したAndroidスマートフォンで、3月27日発売される。価格は2万9800円(税抜、以下同)で、イオンカード限定の24回払いでは月1241円。BIGLOBEのSIMカードがセットになる。

 ソニーモバイル製「Xperia J1 Compact」はおサイフケータイに対応。4月20日に発売される予定。価格は5万4800円で、イオンカード限定の24回払いでは月2283円。So-netのSIMカードがセットになる。なお、「Xperia J1 Compact」はソニーモバイルとソネットからも発売される。

「Xperia J1 Compact」

 「Xperia J1 Compact」は、防水やおサイフケータイに対応したAndroidスマートフォン。基本的なスペックやデザインは、NTTドコモから発売された「Xperia A2 SO-04F」と同等になっている。

「Xperia J1 Compact」

 イオンスマホとして販売される「Xperia J1 Compact」には、So-netの音声通話対応のSIMカード「PLAY SIM」がセットになる。プランは3種類で、下り最大14Mbpsの70MB/日プランは月額1280円、24回払いの端末代込みで月額3563円になる。下り最大150Mbpsの120MB/日プランは月額1580円で、端末込みで月額3863円、200MB/日プランは月額2580円、端末込みで月額4863円。通話料は30秒あたり20円。

 通信プランの容量超過時は200kbpsになる。容量の追加チャージは可能。上記のプランの利用料は、イオンスマホ契約特典として、24カ月間の利用料の割引が適用されたものになっている。

 「Xperia J1 Compact」は、イオンスマホのラインナップでは初めてとなるおサイフケータイに対応。「モバイルWAON」がプリインストールされるほか、発売時点で楽天Edyもサポート。対応サービスは順次追加される予定と案内している。

 カメラ性能もイオンスマホのラインナップでは最高となる2070万画素で、長時間駆動やIPX5/8の防水性能、IP5Xの防塵性能を実現している。外観デザインでは丸みを帯びたアルミフレームが採用され、背面はマットな仕上げになっている。

 ディスプレイは約4.3インチ、1280×720ドットのトリルミナスディスプレイ for mobile。チップセットは「MSM8974」で、2.2GHz駆動のクアッドコア。メモリは2GB、ストレージは16GB。最大128GBまでのmicroSDXCカードを利用できる。

 メインカメラは2080万画素、インカメラは220万画素。Android 4.4を搭載し、おサイフケータイ、Bluetooth 4.0、NFC、GPS、Wi-FI(IEEE802.11a/b/g/n/ac)、DLNA、テザリングをサポートする。

 通信速度はLTEで下り最大約150Mbps、3Gで下り最大約14Mbps。バッテリー容量は2300mAh。

 大きさは約128×65×9.7mmで、重さは約138g。ボディカラーはホワイトのみ。

「S301」

 京セラ製「S301」は、防水・防塵性能に加えて、耐衝撃性能も備えたAndroidスマートフォン。NTTドコモのLTE網に対応する。ディスプレイやCPU、ボディサイズや外観など基本的な端末スペックはソフトバンクモバイルから販売されている「DIGNO U」と同等だが、イオンスマホとしてタフネスモデルは初となる。「S301」にはLINEアプリがプリインストールされるほか、イオンのお買い物アプリなども予め用意されている。

「S301」

 セットになるBIGLOBEのMVNO「BIGLOBE LTE・3G」は音声通話対応で、イオンスマホ限定のLTEプランが2種類用意される。「音声通話スタートプラン」が月間1GBで月額1350円、端末代込みで月額2591円。「ライトSプラン+音声通話オプション」は月間5GBで月額1650円、端末代込みで月額2891円。

 通話料は30秒あたり20円。半額になるアプリ「BIGLOBEでんわ」も利用できる。

 通信プランの容量超過時は200kbpsになる。月間の通信容量とは別に、「音声通話スタートプラン」では直近3日間で120MB以上、「ライトSプラン」では直近3日間で600MB以上の通信を行うと、通信速度が制限される場合がある。

 上記のプランの利用料は、イオンスマホ契約特典として、24カ月間の利用料の割引が適用されたものになっている。

 防水性能はIPX5/7、防塵性能はIP5Xで、MIL-STD810Gに準拠した耐衝撃性能も備える。ディスプレイの表面には強化ガラスが採用されているほか、ディスプレイ面の保護のため、周囲の縁が立ったデザインも採用されている。

 フィーチャーフォンユーザーでも使いやすいというホーム画面も用意され、初めてスマートフォンを使うユーザー向けにも配慮されている。文字の大きさは、小・中・大・でか文字の4種類が用意されている。

 ディスプレイは約5インチ、960×540ドット(qHD)。チップセットは「MSM8916」で、1.2GHz駆動のクアッドコア。メインカメラは500万画素、インカメラは200万画素。外部メモリとして最大32GBまでのmicroSDHCカードを利用できる。OSはAndroid 4.4。

 通信方式はLTEと3Gに対応。対応周波数帯は、LTEが2.1GHz(バンド1)、1.8GHz(3)、800MHz(19)。3Gは2.1GHz(1)、800MHz(6、19)。

 連続待受時間はLTEで約780時間、3Gで約1010時間となっている。連続通話時間は約1360分。

 大きさは約73×144×10.8mm、重さは約146g。ボディカラーはガンメタ、ホワイトの2色。

【追記 2015/03/27】 「S301」の対応周波数帯を追記しました。

学研がんばるタブレット

 イオンリテールではまた、学研とコラボレーションした「学研がんばるタブレット」も販売する。発売日は3月27日で、価格は3万6000円、イオンカード限定の24回払いでは月1500円。

 通信サービスはIIJの「IIJmio ウェルカムパック for イオン」のSMS対応ミニマムスタートプランが用意される。利用料は月間4GBで月額1040円。

 プリインストールされる学研の学習コンテンツの利用料は、小学1~2年生までのコンテンツが月額900円、小学3~6年生向けが月額1500円、中学1~3年生向けが月額2000円となっている。

 端末はファーウェイの「MediaPad T1 8.0」で、学研のコンテンツが独占的にプリインストールされる形。学研のコンテンツだけを利用できる設定や、利用時間の制限など、子供の年齢やスキルに応じた設定が行える。

VAIO Phone

太田 亮三