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UQの「Speed Wi-Fi NEXT W01」がソフト更新で220Mbps対応に

CA対応エリアは3月31日から1週間で一気に拡大

Speed Wi-Fi NEXT W01

 UQコミュニケーションズは、ファーウェイ製のモバイルルーター「Speed Wi-Fi NEXT W01」をキャリアアグリゲーション(CA)対応にするソフトウェア更新サービスの提供を開始した。これにより、同端末は対応エリアにおいて最大220Mbpsでの通信が可能になる。

 UQでは、NECプラットフォームズ製のモバイルルーター「Speed Wi-Fi NEXT WX01」で4×4 MIMOによる下り最大220Mbpsのデータ通信サービスを3月5日から提供してきたが、今回は1月30日に発売された「Speed Wi-Fi NEXT W01」のソフトウェアを更新し、CA対応にすることで下り最大220Mbpsを実現する。更新ファイルの容量は約100MBで、所要時間は約10分。更新後のソフトウェアバージョンは「11.411.13.20.824」となる。

 CAにより220Mbpsを実現するには基地局側の対応作業が必要とされるため、3月19日現在では栃木県真岡市のみが対応エリアとなっている。同社では、3月31日から約1週間で全国37都道府県の一部をCA対応エリアにする予定で、具体的な対応地域は同社のホームページ上でリスト形式で公表されている。その後も順次対応が進められる。

 なお、CAにより220Mbpsに対応するWiMAX 2+のエリアについては、WiMAXで使用していた周波数を移行して使用する関係上、WiMAX側の最大通信速度が13.3Mbpsに低下する。

 4×4 MIMOとCAの異なる方式で下り最大220Mbpsを実現したUQだが、両者を組み合わせることで理論的には440Mbpsも実現可能となる。同社では2016年度をめどに下り最大440Mbpsをサービス実現を計画している。

湯野 康隆