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格安スマホの認知度は9割、すでに1割が利用?~MMD研究所調査

 MMD研究所は、いわゆる“格安スマホ”に関する意識調査を実施し、結果を公表した。調査は、インターネット上で2015年3月13日~16日にかけて、携帯電話を所有する16歳以上の男女1670人を対象に行われた。

 同調査によれば、格安スマホの認知度は90.3%となり、着実に認知が広がっていることが分かった。また、全体の10.9%が「格安スマホを利用している」と回答。利用している業者としては、「OCN モバイル ONE」(30.8%)、「IIJmio」(26.9%)、「楽天モバイル」(15.9%)、「BIGLOBE LTE・3G」(12.1%)、「イオンモバイル」(11.5%)と続いた。

格安スマホの認知度
格安スマホの利用率

 格安スマホ利用者に対し、購入時に重視したポイントを尋ねたところ、「月額料金の安さ」(81.3%)とする回答者が最も多く、続く「通信速度の速さ」(42.3%)、「通話プランがあること」(28.0%)を大きく引き離す形で重要視されている実態が見える。この傾向は、格安スマホの購入予定者も同様で、「月額料金の安さ」(90.3%)、「通信速度の速さ」(51.3%)、「現在の電話番号が引き継げること」(38.4%)と続いている。

 今後の利用意向を聞いた設問では、「とても利用したいと思う」(10.9%)、「やや利用したいと思う」(25.9%)とポジティブな回答が36.8%となった。

 また、購入予定がないと回答した人に対してその理由を尋ねたところ、「今の携帯電話会社の方が安心だから」(56.8%)、「今使っている端末と同じように使えるかわからないから」(25.2%)、「つながりやすさに不安があるから」(22.9%)の順となった。

湯野 康隆