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4月4日は皆既月食、ビクセンから撮影シミュレーションアプリ

 ビクセンは、月の動きを1枚の写真におさめられる多重露光(インターバルイメージ)撮影のシミュレーションアプリ「Interval Book(インターバルブック)」の提供を開始した。4月4日夜の皆既月食にも対応し、東京スカイツリーなどを含めた状態で、どういった写真が撮れるか、事前にチェックできる。

 「Interval Book」では、撮影場所を地図から指定。撮影日時を決めて、カメラレンズの焦点距離、多重露光の間隔、露光回数を決め、星図画面から撮影したい方向(方位と高度)を選ぶ。画面下部のスライドバーを操作することで、その時間の月の位置を算出して、画面上に表示する。撮影開始時刻を指定してから「インターバルイメージボタン」をタップすると、設定した条件ではどういった写真になるか、そのイメージを示す。

 ランドマークを画面上に表示する機能もある。当初は東京スカイツリー、東京タワーのみ含まれており、ランドマークの近くで撮影する場合のシミュレーションも行える。

 国立天文台によれば、4月4日は、19時15分ごろから部分食が始まる。皆既月食は20時54分~21時6分(最大は21時00.2分)の約12分間で、皆既月食としては短時間なものになるという。季節柄、場所によっては夜桜とともに楽しめる貴重な機会。日本で楽しめる次の皆既月食は2018年1月31日(部分月食は2017年8月8日)とのこと。

スライドバーでシミュレーション
ナイトモードも

関口 聖