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スマホの動きで位置特定、「ドコモ地図ナビ」Android版で屋内ナビを追加

 NTTドコモは、「ドコモ地図ナビ powered by いつもNAVI」のAndroid向け「地図アプリ」に、「屋内ナビゲーション機能」などの機能を追加し、4月13日より提供する。「地図アプリ」の利用料金は月額300円(税抜)。

 この屋内ナビ機能は、全国の約320カ所の地下街や地下鉄駅構内に対応しており、ナビゲーションを利用している際に地下街などに入っても、ルート案内を継続して利用できる。

「屋内ナビゲーション」

 同様の機能は「Yahoo!地図」や「NAVITIME」など、他社の地図アプリにおいても提供されているが、「ドコモ地図ナビ」の屋内ナビ機能では、屋内での位置情報測位に、ドコモとゼンリンデータコムが共同開発した新技術「歩行者自律航法」を採用していることに特徴がある。

 この技術は、GPS測位が困難な屋内において、スマートフォンに搭載されている加速度センサーや地磁気センサーなどの各種センサーを用いて歩行者の位置を特定するもの。ドコモによると、この技術により、施設側に特別な機器を設置することなく、屋外と同精度の屋内ナビゲーションを実現したとしている。

 また、アップデートにより、ナビ開始時に目印となる店舗を表示する「一歩目案内機能」や、起動から2タップでナビ開始できるショートカット機能「すぐナビ」などの機能も提供される。

「一歩目案内機能」機能

 今回のアップデートの対応端末は、「らくらくスマートフォン」シリーズと「ビジネススマートフォン F-04F」を除く、Android 4.0以降の端末。「屋内ナビ」機能については、ドコモが販売した2012年冬モデル以降の一部端末のみの対応。

 「ドコモ地図ナビ」は、月額300円(税抜)の有料アプリで、ゼンリンの地図サービスを活用した地図、ナビゲーションアプリ。ドコモはもちろん他キャリアのスマートフォン、タブレットでも利用できる。

石井 徹