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「SIMロック解除」認知度は7割強、MVNO利用率は約2%~MMD調査

 MMD研究所(MMDLabo株式会社)は、スマートフォンの所有率などをまとめた定例の調査レポートの最新版「2015年4月携帯端末購入に関する定点調査」を発表した。調査機関は3月30日~31日の2日間。インターネットを通じて実施され、有効回答数は6219人。男女比は男性が50.5%、女性が49.5%。

 過去の調査では「格安スマホの認知率が75.1%」(2014年10月調査)などとしてきた、同調査だが、今回は5月に導入されるSIMロック解除義務化にあわせ、「SIMロック解除」というワードを知っているかどうか質問。全体の37.5%が「知っており、内容を理解している」、35.8%が「知っているが、内容は理解していない」、26.7%が「知らない」という結果になった。知っているという回答は、合算すると73.3%とある程度、広く知られている一方、その内容まで把握しているのは、全体の4割弱ということになる。

 このほか、スマートフォン所有率は全体の62.5%となり、10月から3.5%増えた。MVNOの利用率は1.9%となり、大手キャリア(ドコモ39.4%、au32.7%、ソフトバンク23%)の利用率と比べるとごくわずかな割合に留まっている。なお、同調査では、スマートフォンユーザー3884人のうちiPhoneユーザーが50.1%とほぼ半数で、Xperia(15.3%)、AQUOS(10.8%)、ARROWS(5.0%)と続いている。

関口 聖