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「Xperia Z4」発表、今夏モデルとして国内登場へ

 ソニーモバイルコミュニケーションズは、Androidスマートフォンの最新モデル「Xperia Z4」を発表した。今夏モデルとして国内でも販売される。オムニバランスデザインを踏襲しつつ、オクタコアCPUを搭載してブラッシュアップしたAndroid 5.0スマートフォンとなる。

 Xperia Z3と同じ約5.2インチ、フルHDサイズのディスプレイを装備しつつ、輝度はアップした。Android 5.0搭載で、64bitをサポート。ベンチマークではXperia Z3と比べ、約2倍の処理能力になるという。チップセットやメモリなどは、先に発表された「Xperia Z4 Tablet」と同等で、クアルコム製のMSM8994(オクタコア、2GHz駆動×4/1.5GHz駆動×4)、3GBのメモリ、32GBのストレージとなる。防水(IPX5/8)、防塵(IP6X)をサポートし、これまで側面にあった専用充電端子は省かれ、底面にキャップレスのmicroUSBポートが用意される。大きさは約146×72×6.9mm、重さは約144g。Bluetooth 4.1、Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n)、microUSB/MHLをサポートする。

Xperia Z4
Xperia Z3(左)と比べ、Z4は底面にキャップレスのmicroUSB
ホーム画面

 カテゴリー6のLTEに対応し、下り最大225Mbpsで通信できる。Wi-Fi(IEEE 802.11 ac対応)ではMIMOをサポート。Z3より0.4mm薄くなったこともあってバッテリーは2930mAh(Z3は3100mAh)となるが、ディスプレイの解像度がフルHDのままとしたこともあり、待受時間は従来と同程度になる見通し。大きさは約146×71.9×6.9mm、重さは約144g。

オムニバランスデザインの「完成形」

 Zシリーズのオムニバランスデザインを今回も踏襲しつつ、その完成形を目指したという外観は、先述した専用充電端子の撤廃のほか、側面フレームの仕上げなどで、上質感の演出が図られた。

Xperia Z(左)との比較

 アンテナとしても機能する側面のアルミフレームは、これまでも採用されてきたが、以前はマットな仕上がりだったところ、今回は、きらめきで金属の質感を伝える仕上げ。ただ、派手な輝きにならないよう、シボ加工を残し、落ち着いた雰囲気にした。角の部分は金属ではなく、樹脂素材を採用。調色した樹脂の上に透明な樹脂をかぶせており、長く利用しても色あせない工夫が施された。左側面にはSIMカードとMicroSDカードを1つのトレイにまとめたスロット、右側面にはXperia Zシリーズの特徴の1つとなる丸い電源ボタン、音量調節キー、カメラキーが用意されている。

アルミフレームの側面。Z4(上)では専用端子がなくなった

 ボディカラーもZ3と同じく、ホワイト、ブラック、カッパー、アクアグリーンとなるが、全体的に温かみをやや加えたもので、同じカラー名でも異なる色合いになった。

 背面は強化ガラスを採用。カメラ部周辺はフラッシュ部分だけ別だが、レンズを覆う部分は背面全体のガラスの一部となり、出っ張りがないフラットな形となった。

側面のアルミフレームを4段階の製造工程別に解説。一番左が押し出しで原形を作った状態。右に行くに従って、磨き、砂での磨き、アルマイト加工となっている
サードパーティーのケース

自撮りを楽しめるカメラ

 カメラ機能では、約2000万画素のメインカメラでは、広角25mmのGレンズ、裏面照射型CMOSセンサーの「Exmor RS for mobile」、画質処理エンジンの「BIONZ for mobile」の組み合わせ。ISO感度12800対応で、電子式手ブレ補正を採用するなど、Z3同等の仕様としつつ、新たにプレミアムおまかせオートでは、料理撮影時に料理を自動認識してよりおいしそうな写真で記録する料理モードも用意される。

 フロントカメラも広角25mmのレンズで、いわゆる自撮り(自分撮り、セルフィ)を楽しみやすいよう、約510万画素のセンサーを採用した。フロントカメラでもプレミアムおまかせオートが利用できるほか、新たにシャッターセットで0.5秒/2秒/10秒と3種類のタイマー撮影が可能になった。顔認識機能により、エフェクトを反映した撮影も可能で、フェイスペイント風の仕上がりにする「Paint」、顔と認識した部分にネコやゴリラなど動物の顔や別途記録した人物の顔写真を合成する「ARマスク」などが利用できる。

料理を自動的に認識。さまざまな照明条件で数多くの料理、あるいは料理ではない被写体を撮影して、自動的に判定できるよう認識エンジンを学習させた
写真一覧。マテリアルデザインにあわせ、ヘッダ部分が太くなり、ビビッドなカラーに
顔を認識して楽しめるARマスク

192kHzのハイレゾ音源に対応

 開発陣がカメラに次いで注力しているというオーディオ機能では、新たに192kHz/24bitのハイレゾ音源をサポート。またソニーが1月のCESで発表した「LDAC」にスマートフォンとして初めて対応。これはBluetoothで利用するコーデックで、Bluetooth標準コーデックのSBC(328kbps)の約3倍にあたる、990kbpsで伝送。ワイヤレスでも高音質で楽しめる。
 Z3と同じく、対応ヘッドホンを用意することで、デジタルノイズキャンセリング機能が利用できる。

 新たに、ヘッドホンの自動分析・最適化機能も搭載。他社製のヘッドホンを含め、「Xpria Z4」に装着して30秒〜1分程度かけて分析を実施、その特性にあわせて、たとえば低音が弱ければ、低音をブーストするなど、適切なチューニングを行う。

楽曲再生画面
楽曲再生中に次の曲へ切り替えようと操作したところ。
カレンダー
イヤホンを自動判定して音質を調整する。判定の仕組みは明らかにされていない
通知バー
ホーム画面
アプリ一覧
タスク切り替え。こういったところもAndroid 5.0のマテリアルデザインに沿った形だ
Xperia Z4 Tabletは国内初お披露目
キーボードとセットで
キーボードの表記
Xperia Z4 Tabletの背面

(関口 聖)