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Android Wear最新版でWi-Fi接続をサポート、新たな操作方法も

 Googleは、腕時計型のスマートデバイスに提供しているOS、Android Wearの最新版の提供を開始した。今後数週間でAndroid Wear搭載の7機種(海外向けを含む)に対して配信される。

 最新版では、これまで時計表示の画面でのみ用意されていた、常時表示するための簡素化された画面モードが、地図やToDoリストといったアプリの画面にも適用される。地図アプリでは、通常はフルカラーだが、腕の動きなどに連動してモノクロ表示に切り替わるなどする。

アプリも節電表示に対応し、常に表示させることが可能になった

 新たに、Android Wear搭載端末が内蔵する場合において、Wi-Fi接続がサポートされる。これにより、Android Wear端末がWi-Fi経由でネットワークに接続できるようになり、通知を受け取ったり、ペアリング設定をしてあるスマートフォンの場所を探したりできるようになる。

 操作方法にも新たな機能や配置の改善が施される。

 「リスト・ジェスチャー」として、手が塞がっていても、手首の動きで画面のフリック操作が可能になる。例えば複数の通知が表示された場合、画面を上に向けるように手首を回転させることで、指でフリックしたのと同じような操作を行える。動きの様子はGIFアニメーションでも紹介されている

 インストールしたアプリの一覧画面は、時計画面をタップするだけで表示できるようになった。そこから右に移動すると連絡先のリストに移動できる。

 返信などでボイスコマンドを利用しない(できない)場合には、予め用意された絵文字を手書き認識で入力できる機能も用意される。例えば着信したメッセージに対する返信では、絵文字を描くモードを選択し、画面上に指で描くことで、一番近い絵文字を入力できる。

時計画面をタップするだけでアプリ一覧画面に移動できるようになった
手書きで絵文字を入力できる

太田 亮三