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TSUTAYAと連携するトーンモバイル、5月5日販売開始

Tポイントが貯まる、毎月DVD1枚を無料レンタル可能

 トーンモバイル、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)、CCCモバイルの3社は、ドコモの3G網を利用したMVNOとして、新サービス「TONE」(トーン)を5月5日に発売する。4月30日からはWebサイトで予約が開始されている。SHIBUYA TSUTAYA店内では5月5日にTONEストアをオープンし店頭販売を開始する。

 「TONE」は端末とサービスがセットになっている。料金プランは1種類で、月額1000円(税抜、以下同)。通信方式は3Gのみ。通信速度はスタンダードスピードとして500〜600kbpsになっており、パケット通信量は、スタンダードスピードでは使い放題。YouTubeなどの動画アプリでは、1GBあたり300円で高速通信チケットを利用する。

 IP電話の場合、TONE同士は無料で、携帯宛は1分あたり21円、固定宛は3分あたり13円。

 3Gの通話対応は、オプションで月額953円。3Gでの通話料は30秒あたり18円。

 端末価格は2万4000円で、24回払いでは月額1000円。

 「TONE」ならではの点として、Tポイントや店舗「TSUTAYA」との連携が挙げられる。端末代金や月額のプランの支払いでは、200円につき1ポイントのTポイントが貯まる。10月からは料金の支払いをTポイントで行うことも可能になる予定。

 「TSUTAYA」でTONEを扱う店舗では、TONEのユーザーは毎月CD1枚、DVD1枚を無料でレンタルできる。10月末まではキャンペーンとしてCD/DVDレンタルでTポイントが10倍になる。

 さらに、パソコンを経由せずCDから音楽データをリッピングして転送できるドライブを「T Air」として販売する予定。端末とのセット販売も予定されている。「T Air」の詳細は今後改めて発表される。

 プリインストールアプリとして、「ONE」を搭載。端末の中の写真や動画、音楽、ドキュメントといったデータを管理でき、パソコンからでも同様に管理できるようになっている。アプリのマーケット機能も統合しているほか、「オンライン音楽サービス powered by TSUTAYA MUSICO」として音楽配信サービスも提供する。これらは、キャリア決済に相当する「TONEかんたん決済」で支払える。

 1枚5円でプリントできる「フォトプリントサービス powered by しまうまプリント」も6月からONEの中で提供される予定。

 このほか、子供やシニアユーザーを想定した見守り機能を提供する「TONE Family」、子供向け、および初心者向けの簡単な操作画面のモード、歩数計による健康管理機能を搭載。IP電話アプリで「104」をダイヤルすると、ジャンルごとに周辺の施設や店舗を検索して表示できる機能も用意される。リモートサポートはオペレーターだけでなく、家族間でも利用できるようになった。

 「TONE」の端末は、フリービットがサービス「PandA」で「PandA 3rd Lot」として提供していた端末とハードウェアは基本的に同じ。オリジナルの端末となり、5.5インチ、960×540ドットのディスプレイ、1.3GHzのクアッドコアCPU、1GBのメモリ、4GBのストレージ、2500mAhのバッテリーを搭載する。カメラは800万画素で、Android 4.2.2を搭載する。LTEは非対応。ファームウェアやプリインストールされるソフトウェア、アプリは「TONE」に合わせたものになっている。このほか、ハイレゾ対応として「USB Audio Player Pro」がプリインストールされ、同アプリにより、FLACファイルの再生や、外部DACにUSB接続で音楽データを出力できるようになっている。

 端末の大きさは151×77.5×9.5mm、重さは約189g。

TONEの端末

“超垂直統合”でライフスタイルも提案する「Tのスマホ」

 4月30日には都内で記者向けに発表会が開催された。登壇したトーンモバイル 代表取締役社長CEOの石田宏樹氏は、回線、端末、サービスの3つを垂直統合で提供する従来の通信キャリアに対し、「TONE」の取り組みは、TポイントやTSUTAYA実店舗との連携を含めた「ライフスタイルの提案」も行う“超垂直統合”とする。

 そのライフスタイルの提案とは、TONEのユーザーはCD1枚、DVD1枚が毎月無料でレンタルできる点や、Tポイント10倍のキャンペーン、パソコンなしでCDのリッピングを行える端末「T Air」の販売などで、音楽や映画を中心とした楽しみを提供できる点であるとした。

 端末に搭載されるソフトウェアは、フリービットの頃から特徴としてきた作り込みにより、子供やシニア層、初心者までカバーする内容。キャリア決済「TONEかんたん決済」を用意するほか、CCCと連携することで音楽配信や写真プリントサービスも提供する。

 販売を行う店舗は、フリービット時代と比較して最も大きく変化する部分。CCCの直営店舗で旗艦店であるSHIBUYA TSUTAYAでは5月5日に「TONE」の店頭販売を開始。7月末までに全国12店舗のTSUTAYAで「TONE」の取り扱いを開始する。また、TONE直営店舗の4店舗でも取り扱い、合計16店舗で販売を行う予定。

 オンラインでの販売では、MNPで回線が数日使えない期間をなくしたいユーザー向けに、「TONE」のMNPの手続きを店舗に持ち込んで行える、オンラインとオフラインを合わせた取り組みも用意する。

 1年半前に「今後3年間で100万台を販売する」と目標を掲げていた石田氏は、こうした全国のTSUTAYAの実店舗での販売により「(計画は)着実に進んでいる」と自信を見せた。

 質疑応答の時間には、LTEへの対応について聞かれた。石田氏は、フリービット時代から、端末の部品価格の値下がりや市場のニーズといったものを反映させたロードマップがあるとした上で、「LTE対応も、行っていくことがあるだろう」と回答し、将来的には検討していることを明らかにした。

 ガイドラインの改正により、SIMロック解除の義務化が5月1日から明確になることもあり、期待感などが聞かれた。石田氏はSIMロック解除の義務化について、プレゼンテーションの冒頭でも「キャリア間の競争を促す(かも)」としていたほか、「(我々は)SIMカードを単体で販売していない。話題性はあると思うが、ビジネスとしてはそれほど変化はないだろう」と、その影響について冷静な見方を示している。

プレゼンテーションの模様

(太田 亮三)