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Beaconを使った子どもの見守り「キンセイ」の端末販売開始

 HAMOLOは、スマートフォンと組み合わせて利用する子供の見守りサービス「キンセイ」に対応する端末の販売を開始した。同社のWebサイトで購入でき、価格は5500円(税抜)。サービスの月額利用料は不要で、アプリも無料。アプリはiOS、Android版が配信されている。

「キンセイ」の端末
「キンセイ」のアプリ

 「キンセイ」は、2014年12月に発表されていた、子供や高齢者を対象にした見守りサービス。コイン電池で駆動する小型の端末を、子供や高齢者がかばんやランドセルなどに付けて持ち歩くことで、スマートフォンのアプリから位置情報を確認できる。

 具体的な機能としては、居場所検索機能、迷子アラート機能や、迷子を捜したり保護を求めたりできる迷子情報発信機能が用意されている。

 「キンセイ」の端末の特徴は、Beacon技術を採用している点。保護者だけでなく、教員や通学路・地域の協力者(サポーター)のスマートフォンにもアプリをインストールすることで、スマートフォンを自動的にBeaconの位置情報取得のためのセンサーネットワークとして利用する。「キンセイ」の端末が通信できる範囲は20~30m。スマートフォン側ではBluetoothをオンにしておく必要がある。

 サポーターの数が多いほど位置情報の精度を高めることになるため、HAMOLOが運営するスポーツ団体や幼稚園・保育園に特化した顧客管理システム「PiCRO」のアプリに、「キンセイ」のサポーター機能が搭載される。「PiCRO」の会員数は全国で約14万人。

太田 亮三