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NEC、4アンテナで最大1733Mbps通信の家庭用無線LANルーター

 NECとNECプラットフォームズは、4本のアンテナを利用して最大1733Mbpsでの高速通信が可能な、家庭用の無線LANルーター「Aterm WG2600HP」を、22日より発売する。2本のアンテナを利用して最大867Mbpsでの通信が可能な「Aterm WG1200HS」も同日発売する。いずれもオープン価格となっているが、店頭価格は「Aterm WG2600HP」が2万円弱程度(税抜、以下同)、「WG1200HS」が7000円弱程度となる見込み。

Aterm WG2600HP
Aterm WG1200HS

 「Aterm WG2600HP」では、4本のアンテナを搭載し、無線LAN規格のIEEE802.11acに対応したルーター。11ac規格対応のスマートフォンやパソコンとの接続時に、理論値で最大1733Mbpsの高速な無線通信が可能。

 同製品では、11ac規格の技術「MU-MIMO」(マルチユーザーマイモ)に対応しており、複数機器を同時に接続した場合でも通信速度が低下することなく利用できる。アンテナ部にNECの持つ先端技術を活用した「μSRアンテナ」を採用し、同アンテナを採用しなかった場合と比較して100Mbps以上の実行速度の向上を実現しながらも、筐体をコンパクト化しているという。

 無線LAN接続は、2GHz帯と5GHz帯の11ac/n/a/b/g規格に対応。有線LANでは理論値で最大1000Mbpsの1000BASE-T対応ポートを4つ搭載している。本体サイズは約38×130×181mm。重さは約0.6kg。

 「Aterm WG1200HS」は、2本のアンテナを搭載して、11ac接続において最大867Mbpsでの通信が可能なルーター。「WG2600P」と同様に、MU-MIMOでの通信も利用できる。有線LAN接続ポートを3つ搭載し、そのほかの通信に関する仕様は「WG2600HP」と同様。本体サイズは約33×97×146mm。重さは約0.3kg。

 「Aterm WG2600HP」と「Aterm WG1200HS」は、5月22日に発売となる。「WG2600HP」を2台セットにした「Aterm WG2600HP イーサネットコンバータセット」は6月4日に発売される。店頭価格は「WG2600HP」が2万円弱程度、「WG1200HS」は7000円弱程度、「WG2600HP イーサネットコンバータセット」は3万9000円弱程度となる見込み。

石井 徹