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7インチ最軽量クラス、SH-06Gと連携できるタブレット「AQUOS PAD SH-05G」

 NTTドコモから発表された「AQUOS PAD SH-05G」は、7インチのIGZO液晶を搭載する軽量なシャープ製のAndroidタブレット。7月中旬に発売される予定。一括購入時の実質価格は2万円台半ば、機種変更時は1万円台半ばになる見込み。

「AQUOS PAD SH-05G」

 「AQUOS PAD SH-05G」は、210g台(目標値)で最軽量クラスをうたうAndroidタブレット。VoLTEやキャリアアグリゲーションをはじめとした最新の通話・通信機能や、おサイフケータイなどもサポートする。

 同時にドコモから発表されている折りたたみ型のフィーチャーフォン「SH-06G」とは、「PASSNOW」により着信や通知などで連携できる。「SH-06G」に音声通話の着信があった場合、「PASSNOW」でペアリングしてある「AQUOS PAD SH-05G」の画面では、電話に出られない旨を定型文から選択しSMSで返信する「クイック返信」を利用できる。クイック返信によるSMSの送信自体は「SH-06G」から相手の電話に対して行われ、「AQUOS PAD SH-05G」はそれを指示する形になる。SMSの送信履歴も「SH-06G」側に残る。

 PASSNOWではまた、「SH-06G」のブラウザで閲覧中のWebサイトのURLを「AQUOS PAD SH-05G」に送ったり、画像のデータを送ったりできる。これらは、送信が完了すると自動的に「AQUOS PAD SH-05G」で見られるようになる。

 PASSNOWはシャープが開発する機能で、ドコモの端末においては、「SH-06G」とAndroidタブレットという組み合わせで利用する。「AQUOS PAD SH-05G」以外のAndroidタブレットでもPASSNOWアプリを利用できるが、その場合、一部機能の利用できないなどの制限がある。

 「AQUOS PAD SH-05G」ではこのほか、画面の見たい部分だけを拡大できる「拡大鏡」機能を搭載。電子書籍などでは、気になるキーワードをなぞるだけで検索できる「さわって検索」機能を利用できる。

 通信機能では、LTEのキャリアアグリゲーションにより通信速度は下り最大225Mbpsに対応している。LTEとWi-Fiを同時に利用する「デュアルスピード」もサポートする。

主な仕様

 OSはAndroid 5.0。VoLTEに対応する。ディスプレイは7インチ、1920×1200ドット(WUXGA)。チップセットは「Snapdragon 810」で、オクタコアの「MSM8994」。メモリ(RAM)は2GB、ストレージは32GB。メインカメラは800万画素、インカメラは210万画素。最大128GBまでのmicroSDXCカードを利用できる。

 LTE(FD-LTE)の対応周波数帯は、2GHz/1.7GHz/1.5GHz/800MHz/700MHz(バンド17)。

 ワンセグ、フルセグに対応し、どちらも録画にも対応する。SIMカードのサイズはnanoSIMカード。防塵には非対応だが、防水をサポートする。

 バッテリー容量は3900mAh。動作時間は未定。大きさは174×105×8.0mm、重さは未定。ボディカラーはBlackのみ。

「AQUOS PAD SH-05G」
前モデル(左)との比較

太田 亮三