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「らくらくスマートフォン3 F-06F」に新色追加、VoLTE対応も

 NTTドコモは、富士通製のシニア層向けAndroidスマートフォン「らくらくスマートフォン3 F-06F」に、新色「エアーブルー」を追加し、8月上旬に発売する。また、既に発売している「F-06F」を対象として、VoLTE対応のソフトウェア更新を7月下旬に実施する。

 F-06Fは、2014年7月に発売されたモデル。らくらくホンシリーズのスマートフォンとしてラインナップされ、現在レッド、ブラック、ホワイトの3色が販売されている。5月14日に都内で開催されたドコモの新商品発表会で、新色エアーブルーが追加された。エアーブルーは、8月上旬に発売予定。

VoLTE対応で高音質化、ビデオコール機能も追加

 新色の発売に先立ち、すでに発売されているF-06Fに対して、VoLTE通話への対応を含む大型アップデートが実施される予定であることも明らかにされた。提供時期は7月下旬となる見込み。新色のエアーブルーに対しては、この更新が適用された状態で発売される。

 発表会では開発中のアップデートを適用されたモデルが展示されていた。このアップデートは、VoLTE通話や、VoLTEを利用したビデオコール、ドコモメールへの対応などが主な内容。説明員によると、50MB程度の比較的大型のアップデートとなるが、自動で更新されるという。そのため、「ユーザーの操作感を極力変えないような機能追加とした」という。なお、更新にかかるパケット通信料は無料となる。

 更新すると、初期設定でVoLTE通話が有効になる。VoLTE通話中は、通話画面中に「高音質」という表示がでる。VoLTEを利用したビデオコールにも対応している。VoLTEでの通話やビデオコールを利用中も、「はっきりボイス」や「ゆっくりボイス」といった通話を聴き取りやすくする機能は変わらず利用できる。

 また、この更新により、キャリアメールが従来の「spモードメール」から、クラウドに対応した「ドコモメール」へと変更される。利用後もほぼ変わらないUIで利用できるが、spモードメールでやりとりしていたメールは、「以前のメール」フォルダに移動される。

 このほか、ホーム画面上に9個まで置ける通話のショートカットアイコンで、名前をフローティング表示する機能が追加される。これは、「アイコンだけでは9個も覚えられないので改善してほしい」という要望に対応するものだという。

石井 徹