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クリエイターズスタンプの商品化・権利処理を支援する「LINE Creators Management」

 LINEは、ユーザーの作成したスタンプを販売できるプラットフォーム「LINE Creators Market」で、トップクリエイターのスタンプの商品化支援や著作権管理の支援を行うプログラム「LINE Creators Management」を開始した。

 「LINE Creators Market」は、提供開始から1年となり、登録クリエイターは世界156カ国で39万人、販売中のスタンプは10万セットを突破したという。ダウンロード数から計算した、クリエイターズスタンプ全体の販売総額は89億4600万円となった。スタンプ別の販売状況では、販売金額で上位10位のスタンプでの平均販売額が5050万円を超え、上位10位までのクリエイターの販売額平均が1億900万円だという。

 このようなLINEスタンプのクリエイターの中から、スタンプの販売実績や認知度が高いクリエイターをLINEが選定し、「LINE Creators Management」に所属するよう提案を行っていくという。所属クリエイターは、スタンプキャラクターを用いた企業タイアップ企画や商品化の実施、商標出願、海賊版対策などについて支援を受けることができる。

 このほか、クリエイターズスタンプに関連した取り組みとして、スタンプクリエイターによるスタンプ投稿サイト「LINE CREATORS」を公開したほか、5月中にはLINEアプリ内のスタンプショップで、カテゴリ別検索機能などを実装したリニューアルを予定している。スタンプの審査についても審査体制を見直し、従来は数カ月間かかっていた審査期間が、6月中を目途に2週間前後に短縮されるという。

石井 徹