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格安スマホ利用者の6割が「満足」、MMD研究所調査

 MMD研究所は、いわゆる“格安スマホ“の利用者を対象に、満足度調査を実施し、結果を公表した。

 調査対象は、事前調査で利用者の多かった5社のMVNOサービスのSIMを、メインのスマートフォンで利用している人。対象のMVNOは、「OCN モバイル ONE」(NTTコミュニケーションズ)、「IIJmio」(インターネットイニシアティブ)、「BIGLOBE LTE・3G」(ビッグローブ)、「楽天モバイル」(フュージョン・コミュニケーションズ)、「b-mobile」(日本通信)。各サービスブランドの利用者から250人ずつをサンプル抽出し、合計1250人へのアンケート調査を統計化している。

格安スマホの購入時期は2015年1〜3月が最多

 現在利用している格安スマホの購入時期では、2015年1〜3月の購入が21.8%で、最多となった。

 月額の利用料金についての設問では、1000円以上2000円未満が最多となり、平均では2961円となった。一カ月に使用しているデータ量については、2GB未満が最も多く、3GB未満までの合計で6割を占める結果となった。使用データ量の平均は2.8GBとなった。

大手キャリアからのMNPが増加傾向

 格安スマホ利用前に大手キャリアと契約していた人を対象に、現在利用している格安スマホは、大手キャリアからの乗り換え(MNP)であるかを聞いたところ、ドコモからのMNPが19.5%、auからが14.0%、ソフトバンクからが13.3%となった。

 格安スマホの購入年代別では、2015年の購入者の60.3%がMNP利用であったのに対し、2014年購入者では47.9%、2013年購入者では19.6%と、購入した年が進むにつれ、MNP利用者が増加傾向にあることが報告された。

利用者の6割が「満足」、ブランド別ではIIJmioの満足度が1位

 利用しているMVNOのサービスの満足度について聞いた設問では、全体の61.2%が「満足」か「やや満足」と回答した。「不満」か「やや不満」と回答した割合は、全体の5%となった。

 「満足」と「やや満足」の合計を満足度として、ブランド別で比較すると、IIJmioが70.8%と最も高く、以下はOCN モバイル ONE(65.2%)、BIGLOBE LTE・3G(62.0%)、b-mobile(54.8%)、楽天モバイル(53.2%)となった。

 一方で、「不満」と「やや不満」の合計では、IIJmioが2.8%で最も低く、続けてBIGLOBE LTE・3G(4%)、OCN モバイル ONE(4%)、楽天モバイル(6.4%)、b-mobile(8%)の順となった。

 サービス内容について、12項目での満足度を聞いた設問では、IIJmio利用者では音声通話品質、通信の途切れにくさ、などの6点で満足度が最も高かった。b-mobileの利用者では、サポートサービスの充実度、問い合わせ窓口の対応など4項目で最高値となった。BIGLOBE LTE・3Gの利用者では会員ページの使いやすさ、キャンペーンサービスの2項目で、OCN モバイル ONE利用者では購入のしやすさの点で満足度が最も高かった。

 月額料金の安さについての満足度では、各社とも70〜80%台と高水準であったのに対して、サポートの充実度や問い合わせ対応については、各ブランドとも30〜40%前後と、アフターサービスに対する満足度では低さが目立った。

購入時に最も重視したのは「月額料金の安さ」

 現在利用している格安スマホの購入時に重視した点を尋ねると、「月額料金の安さ」が76.4%で最多となった。以下、「通信速度の速さ」が34.2%、「現在の電話番号が引き継げること」が18.0%となった。

 今後重視する点については、「月額料金の安さ」が73.0%、「通信速度の速さ」が43.8%、「現在の電話番号が引き継げること」が19.0%と、上位の順位については、購入時に重視した点と変動はなかった。

(石井 徹)